『自分を知る』~自分に正直じゃないと体はどうなる?~
皆さん、こんにちは。その後は、いかがお過ごしでしょうか?
そう言っている今日も、確実に年を取るわけであります。そうなると、身体のあちこちにもガタが来ます。
ですが、それは老化なのでしょうか?
本当に色んな痛みは老化だけが原因であり、逃れられないのでしょうか?
ではなぜ、運動もせず、好きに生きている方が元気だったり、ウォーキングや、健康に気をつけているのに顔色が悪く、「いつもキツイ」と訴えられるのでしょうか?
もうそろそろ、身体の不調は「老化だけではない」とお気づきになられているのではないでしょうか?
私は医療にたずさわり、施術もしている身ですので、この仕事を通して「心と体の密接な関係」を患者さんにお伝えし続けています。
ですので、来院される患者さんには「心と体の仕組み」を理解される方がとても多いのです。
また、最近では、患者さんの受け入れるスピードも、実践力も、理解度も、加速していると感じています。
なぜか?
間違いなく時代が変わってきているのです。
歌で席巻したadoさんがおられましたよね。分かりやすくメッセージをお伝えになっていたと思うものが
『新時代』
という曲でした。世界一位にまでなって、何を伝えているのでしょうか?ただ、歌唱力が凄いからだけでしょうか?
なぜ、今は日本がこんなに注目されているのでしょうか?
大谷翔平さんをはじめ、ラグビー、サッカー、野球、アニメ、映画、漫画に歌。
それぞれで、世界に誇る賞を取り、優勝するわ、主演賞を取るわ、歌では世界一位、日本語で歌う踊る。マンガやアニメが人気で日本語を覚える海外の方が多いこと多いこと。
一体、この現象は、なんなのでしょうか?
間違いなく、大きな流れが来ている事を感じます。
恩師が20年前から伝えていました。
「もう、お金の時代は終わったんだよ。これからは『心』の時代に入る。そして『心』では日本人がトップだ。
だから、日本が注目され出すだろうね。英語は話せなくてもいいんだよ。海外の方が日本語を習うから。
日本人が心の世界での見本になるんだ。心は無限だからね。さぁ、どこまで自分を引き上げられるかだな。」
でした。
どんな自分になっているのか?どんな自分になりたいのか?
宮崎駿監督の『君たちはどう生きるか』が、ゴールデングローブ賞を受賞したのはなぜか?
すべて大きなメッセージがあり、私たちに世界中に伝えているのではないでしょうか?
腐った人間性のままでは話になりません。そんな人間性になっていると気づいていないと、ただ恥をかいて終わるだけです。
ほとんどの方が、自分を知らずに生きておられます。勘違いをして生きているから、出来事で、自分を知る事になっていきます。
ですが、その為の出来事だったと気づく事は難しいと思います。
自分を知るためではなく「単純に運が悪かっただけ。大殺界だったから。厄年だったから。」で済ますのではないでしょうか?
そうではないのです。出来事と言うものは、自分を知らせているだけなのです。
仕組みを知っていようと、いまいと、自分を知りたくなくても、関係なく、すべては『自分を知るため』に世界は動いています。
このことに関して、いままでの私は、ピンとも来ていませんでしたし、自分に興味を持ったこともない自分でした。
ですが、恩師に出逢い、あり得ない秘密を知れました。
そのおかげで、最悪な末路になるはずだった自分の人生から大きく外れ、あり得ない喜びの世界で生きていける自分になりました。
そして、今ではこの仕組みを受け入れ、自分を思い出して来られる方が増えだしています。
時代が『自分を知る』流れになってきていることを強く感じます。
仕事上でも、患者さんにお伝えしているのですが、呑み込みが早いのと、実践力が素晴らしいのと、クセを認めるスピードが早いのなんのって!
驚きの速さと賢さ、素直さ、正直さを持っておられるのです。
時間がかかった私が、いかに重症だったかを思い知らされます。
それでも、患者さんは、自分の事実を知ると涙を浮かべたり、泣き出される方もいらっしゃいます。
事実を知り、その自分が情けなかったり、悔しかったり、ショックを受けたりするからです。
私もそうでした。
ですが、患者さんは底力があり、必ず立ち上がります。そして、とにかく実践されるのです。
今日も、左肩の痛みが強く出る原因は、自分の中身が関係していると分かっている方が再来院されました。
「先生。もう、この痛みは『かまってちゃん』で、起こしていたと分かったから、その時に痛みは軽くなったんですよ。
そしたら、しばらく痛みは取れていたのに、最近は、また左の胸あたりが痛いんですよ。何なんだろうって調べているんですよね。」
お話していくと、どうも自分がヒステリックに怒るタイプと気づいたり、恨むばかりの自分だと気づいてからは、意識的に穏やかに生きようとしていたそうです。
「あ~!私、また、自分をごまかして、いい人をやろうとしてました!
前はね、『この女優さん、顔はブサイクなのに、演技は上手いよねぇ』
と言っていたのに、顔がいま一つでも
『この女優さん、顔も良いけど、演技も良いよねぇ』とか、前と逆のことを話してました。
それをわざわざ家族の前で言ってる私がいるんですよ。おかしいですよね?」
でした。良いことを言おう言おうとする自分がいて「私って穏やかだわぁ」と思っていたそうです。
「あなたは、そんなタイプじゃないじゃないですか!正直でストレートに言うタイプでしょう?
自分に嘘をつくと、身体はこわばるし、本当は苛立っているのに、穏やか風を装うとアゴを噛みしめてしまいますよ。
その流れだと、その腕から胸にかけての痛みはつじつまが合いますね。どう思われます?」
とお伝えすると、納得されていました。
「いやぁ、私、また、いい人を演じてましたわぁ。だからかぁ。いえね、娘に『痛みが治まっていたのに最近、また痛むんだわぁ』と話していたら
『お母さん。又、何かズレたんじゃないの?先生に聞いてみたら?』と言われていたんですよ。こんなにハッキリ体に出るんですね~。」
その方のご家族も、もちろん協力者ですから、的確にアドバイスを出されます。
「先生。私、正直に生きます。自分を出して嫌われてもいいです。だってもう、隠したってバレてますもんねぇ。
自分を出さずにこんなに痛みが来て、いい人をしてても何にもなりませんもんね。
いやぁ、良かったぁ、気づけて!危なかったぁ。又、いい人をしてズレたんだ!」
「素晴らしいですね。ところで、先ほどまで出ていた痛みはどうですか?」
「あらっ。ないっ!痛くない!
うわぁ。体って本当に正直ですねぇ。もう、これからは自分に正直に生きます!」
でした。この方は来院されるたびに輝きだされています。顔色が良く、生き生きしていますし、穏やかな目になって来たのです。
自分を知ると、皆さん、美しく輝きだされます。肌のツヤが出て、声のトーンが軽くなりハリが出ます。目は輝きを取り戻し、元気になられるのです。
その姿を見る時は、こちらのほうが嬉しくなります。
自分も、こんな風に変化してきたのかもしれないなと思います。自分の事はなかなか分からないのですが人の事は分かるものですね。
自分に正直になることが自分を助け、楽しくなり、元気になる秘訣です。
心と体は密接です。この事を知るために、私は医療に関わって来たんだなと思っています。
身体のすごさ、完璧さは、本当に驚く事ばかりでした。それに『心』が、こんなに密接に関わっている事を知りませんでした。
心との関係と、その仕組みを恩師のおかげで知る事ができ、私の体に対する見方は180度変わりました。さらなる驚きと崇高さを感じています。
その事を知って頂きたくて、患者さんには20年以上、伝え続けています。
そして、身体の痛みに苦しんだ患者さんだからこそ、心との関係を知ると驚かれながら納得し、必ず実践されます。自分で確認し、自分で治されます。
恩師は一般の普通の方でしたが、医療関係者より、もの凄く、身体と言うものを知り尽くしていました。
沢山、病気をしたり、重い皮膚病を患ったりしながら、自分の体を使って人体実験のようなことをしながら、調べ尽くして来られた方でした。
その恩師の生きた経験からの『仕組み』は、私の体への疑問を、解き明かしてくださいました。
レントゲン検査や、数値でしか結論を出せない医療が多くなってはいますが、いつか100年後くらいには、心が、どんなふうに体に現れて来るのかを証明する研究者が現れるだろうなと思っています。
身体は完璧です。皆さんもその事に気づいていただけたら、もっと楽になるのになぁと思いながら、毎日、患者さんにお伝えしています。
今後は体の仕組みについても、発信出来たらなぁと思っています。
それでは、今回も、気の向くままにつづったブログをお読みいただきありがとうございました。
また、お会いしましょう!