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『自分を知る』~台風の思い出~

皆さん、こんにちは。
今は、日本列島が台風情報に、くぎ付けなのではないでしょうか?

「備えを‼」

と、何度、言われても、あたふた、ワナワナするしかない私です。

台風になると、思い出すことがあります。今回は、
「子供の心を分かってほしいな」

というひとり言です。


当時、5~6歳だったと思いますが、生まれて初めて台風に遭遇し、停電なるものまで経験したのです。

その時に、上の画像のような光景になりました。親がろうそくをともしたのです。

この光景と、ろうそくにより映し出される影と、何やらただならぬことが起きようとしている予感に、私は興奮しワクワクしてしまったのです。

当時は、思った事をそのまま言う子供でしたので、父が不安と恐怖を隠しながら、家族を守ろうと必死こいてる時に、私はニコニコし、心は高ぶっていたから大変です。


「すごーい!なんか、ワクワクする~!オモシロ~い!また、台風が来たらいいのに~!」

と喜びを全開して本音を言うと

「何が面白いんかっ‼台風なんて、来ない方がいいに決まってるやろがっ‼」

と、一喝されてしまいました。

この怒りにふれ、一気に消沈し、悲しくなった記憶が、台風のたびによみがえります。

という事は、この台風事件は、自分のどこでやっているかを、まだ確認しきれてないから、いちいち思い出すんだな。

ということになります。

ここから、相手に感じるものを調べると……。

・子供の気持ちを考えない
・悪気があって言っていると考えない
・一方的に自分の感情をぶつける
・大人げない
・短気
・余裕がない
・自分の中の焦りを子供にあたる
・自分のことしか考えない
・穏やかに、事実を伝えることができない
・考えが固い
・肝っ玉が小さい


こんな感じで出ました。

これが、私と言うことか……。

最悪だな。ま、それはイイとして証拠を探すぞ。


出ました‼

しょっちゅう、やってましたー!

妹にしていましたし、先輩、先生と呼ばれる方々、恩師のもとに来ていた当時のメンバー、両親にもやっていました。


…………ひどい。


ムカついたら、相手の1000倍、自分の方がひどくやっていると言われてきましたが、ホントにその通りでした。


私が男親だった時、もしかしたら、今の父が、私の子供だったかもしれません。


こうやって、輪廻は繰り返しながら、逆の立場になって、逆体験するようにもなっています。

そうやって考えたら、父への恨み、怒りは、一瞬で、今、消えました。


今回、生きている中で、私の暴言や、感情をむき出しにしたため被害にあった方々には申し訳なかったです。

これを父は幼少期から、見せてくれていたのか。

「ありがとうございました。」

としかなりません。


自分を知るって面白いです。

さっきまでは、「傷ついたよな」と、トラウマになった思い出をつづっておりました。

なぜなら私は、非常に傷つき、そこから本音を言えなくなったからです。

人前で思った事を言うと傷つくと記憶してしまったからです。

その後の私は、父を軽蔑したり、恨んだり、悔しかったりした思いを隠しながら、家族という形を続けていくわけです。


そこから、恩師と出逢う数十年の間、鬱屈した思いを抱えながら生きていました。

子どもというのは、台風がどんなに危険で大変な事なのか、わからないことがあります。

無邪気にそのままを感じたまま話すものです。その思いを頭ごなしに叱らないでいただきたい。と、思ってしまいます。

という事は、私が気をつけて、そういう人間にならなければいいだけです。


父が私に見せてくれたおかげで、今の私は自分の事実を知れました。

クセは変わらないけど、気づいて認めれば消えます。これは、雰囲気が変わるという感じになります。


過去に感情をぶつけた方々においては、いまだに私を恨んでる方もいるかと思いますが、心の中で「ごめんなさい」というしかないのです。


気づいたら、当時の自分とは違う、なりたい自分を目指して生きるしかありません。

気づいて良かった!
苛立ちも減った!
台風のおかげだな。

さて、あとは、無事に過ぎるのを待つしかないな。


皆さんは、台風の思い出はありますか?

どんな、出来事も自分を知るために起こります。

あなたをいじめる為に起こっているわけではありません。

台風は、この地球を大掃除してくれてもいるのです。

台風という出来事一つで、色んな事を知れます。


台風を「敵だ!」と思うのか、「大掃除をしてくれている」と思うのかで、大きく感覚は変わります。

災害が起こるかもしれないと思うたびに、今の日常は奇跡であり、当たり前ではないとつくづく思いだせるいいきっかけだと思っています。


皆さんの台風は、どんな経験になっていますか?

とにもかくにも、どうぞ、ご無事でいてください。

何事もなく、また、お会いできる日を楽しみにしています。

それではまた!



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