最初の頃の踊り団体の記憶
踊り団体に入った最初の頃から、女たちは先行きに対して不安を抱えていた。リーダーはたどたどしい抽象性で話していたが、何を話しているか見えてこなかった。
女たち。先行き不安な一方で、踊りに自己陶酔している。自己陶酔性を私らに共感させようとしてヒステリックになっていた。
そして踊りで男に対しダメ出しして、マウントとって威張っていた。彼女らには自分たちのビジョンを作っているかというと、作れたなかった。
その数年後、踊りに対する自己陶酔する土台が外から言われると脆いことがあらわになる。そして下に見ていたはずの男のリーダーに依存、甘えだす態度をとる。
今思うと滑稽に思った。
あれだけ、男に対して威張っていたのに。女らしくもないと思った。
沖縄は女がよく働き、男は働かなく、権威があると言われているが、儒教が王国時代に普及して、権威を与えられているだけ。それが今に続いているのみと思う。この島は母系社会にて成り立ち、男は儒教的な価値にて権威が与えられているのみ。
上記の現象は、あからさまな形で母系社会の断片が出てきたように思う。
だからと言って、マウントとりすぎて威張る、ヒステリックな態度にはうんざりだった。母系社会にフェミニストの要素が入ったのだろう。
だが女性の不安定な依存性が出てたのは確かだった。その一方で踊りに自己陶酔して、自己を補っていた。
初めから、この問題が団体内にくすぶっていたのだろう。