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乗るのが怖い 私のパニック障害克服法

※私が読んだ本の書き出しとざっくりした内容を書き留める読書記録です


はじめの一行

はじめに

今、パニック障害という病気に悩んでいる人は、いったい、どのぐらいいるのだろうか?
不安、抑うつ、乗り物恐怖に、外出恐怖。身体の内側から湧きあがってくる孤独感、過呼吸発作ーーー。慢性期には、軽いうつ状態や不安愁訴など、様々な症状に襲われることも多いパニック障害という病気に苦しむ人は、現在、日本の人口の一~三パーセントに達すると言われている。

乗るのが怖い 私のパニック障害克服法(長嶋一茂)

非常に健康的に見えた長嶋一茂さん。
その方が、パニック障害を本作でカミングアウトしています。
そして、自身が試した治療法も。

本作のはじめには、そのパニック障害についての話から始まっています。
おおくの同じ病気で苦しむ人へ向けられた本であるという意図がここで見えてくるような気がします。

本書の内容

長嶋一茂的パニック障害克服法

私はあまりテレビを見ません。
一年間を通じて数時間ぐらいじゃないかと思います。
そういう生活になって長いので、長嶋一茂さんがテレビで活躍していたことをあまりよくは知りません。

しかし彼は、巨人軍を去った頃、じつはパニック障害の過呼吸発作に苦しみ、
その後のテレビタレントとして活躍していた頃も、ずっとその症状と付き合いながらの出演だったそうです。

割と天真爛漫なイメージがあるのですが、実際はそうでもなかったようです。
特に乗り物がダメらしく、はじめのころは自分の車を運転することもダメ。
飛行機に乗ることができなくなり、新幹線さえもかなりきつい状況になったと言います。

そんな彼が、そのパニック障害を克服してきた方法が書かれています。

対症療法から東洋医学的方法まで

当初は、目の前に起こる発作をいかにしてやり過ごすか、というところから入ったようです。
しかし、病院での治療が思うような効果を発揮しないことを感じたとき、様々なことを試していったようです。
結果たどり着いたのは、すべての生き方を見直すということ。

十分な睡眠をとるとともに、早寝早起きの習慣を作る。
朝の散歩。
食生活。
などなど、彼が気にかけたことは多岐にわたります。

あくまで、「自分流」であるということを断った上ですが、自分が試して効果のあった方法を後半部分では伝えています。

私は幸いにして、パニック障害という病気ではありませんが、もしそういう境遇にいた人なら参考になる話もありません。
彼が本書を書いた最大の理由は、自分の経験を社会に還元するためだったようです。

必要な人の元に届くといいな、とおもいます。

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