心霊探偵八雲10 魂の道標
※私が読んだ本の書き出しとざっくりした内容を書き留める読書記録です
はじめの一行
一
いつもの主たる登場人物とは少し違った場所で起こる、事件の種から。
ちょっとドキドキする始まりです。
〈ねえ。起きてよーーー〉
が実質的な一行目ですから、これもきっと考え抜かれた一行目じゃないかと思います。
誰が?どんなシチュエーション?
なんて思いますね。
これって、女性の甘いささやきかと思うとそうでもない。
何だか思考がさまよう書き方で、やられたってかんじです。
本書の内容
「見えなくなった」八雲
本編では、主人公八雲の「赤い目」が機能しなくなります。
「赤い目」というのが、亡者を見ることのできる目なんですが、全巻の戦いで目を負傷。
その傷自体は治ったものの、なぜか以前のように亡者が見えない。
かつてはこの赤い目を、普通では見えないはずのものが見える自分の目を、忌み嫌っていました。
しかし、それが見えなくなったことで、八雲は完全に自信喪失。
にもかかわらず、奈緒は行方不明だし、後藤刑事はケガで動けないし…
ということでかなりのピンチです。
シリーズものにありがちですが、だんだんと主人公のピンチが厳しくなってきますね。
ハラハラドキドキで、けっこうワクワクして読むことができました。
いやーーー、読書って素晴らしいですね!
ちなみに私はこんな本書いている人です。
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