なぜ保守化し、感情的な選択をしてしまうのか : 人間の心の芯に巣くう虫
※私が読んだ本の書き出しとざっくりした内容を書き留める読書記録です
はじめの一行
はじめに 私たちの行動の原動力となるもの
なんだかおどろおどろしいというか、いきなり死の間際に行われるインタビューシーン。
ちょっと覗き見したい気持ちが駆り立てられてしまいます。
本書の内容
本書のテーマは「恐怖管理理論」
「死」というものを意識する生き物は、人間しかいないらしい。
まあ、そんなこと、言われるまでもないわけですが、逆に言うと意識することもないわけです。
非常に特殊な生き物であり、その「死」に対する意識が、人の行動をかなり支配している。
本書の中心に据えられているテーマがそういったことになるようです。
それを解き明かしたのが、キーワードとなる「恐怖管理理論」というものだそうです。
HOZによる解説ページを見ると、こうあります。
後者の自尊心と、恐れの関係はとても興味深いような気がします。
例えばですが、以前テレビで見た、「お化け屋敷での反応」が人種ごとに違う、という実験がありました。
恐怖に対して、日本人は立ちすくむのだけど、白人や黒人はそこに立ち向かっていました。
どちらが優れているという話ではありませんが、あるいは自尊心が低そうな日本人は、こういった恐怖に対する耐性が低いのかもしれません。
その根源となる「死」とどう付き合うかは、本書でご確認いただければと思います。
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