2022.2.13 キャベツのシンプルスープと、遠くから誕生日
冬のキャベツを弱火で蒸し煮して、甘みをじわじわ引き出します。作り置きしていた新たまねぎとソーセージで作ったベースを足したら完璧なおいしさになりました。塩だけで味つけして仕上げに胡椒をひとふり。
今みたいに毎日スープを作る前から休日の朝によく作っていた、心からほっとする定番のマイスープ。
実は今日は息子の誕生日。離れたところに住んでいて、今こんな状況だと気軽に帰ってくることもできません。息子はキャベツが好きなんです。
息子といえば、本棚で資料を探していて、懐かしいものを見つけました。お弁当日記です。高校3年間のお弁当を、ペン画で絵日記にしていたんです。できたてだと蒸れるのでちょっと冷ます、その間にパパッとスケッチ。メニューが何か書いてあったり、中間テスト、文化祭、三者面談、ちょっとしたメモなんかもあって見返すと懐かしい。それによく頑張っているなと自分をほめたくなります。
私がスープを毎日つくりはじめる少し前が、このお弁当絵日記。じつは結婚した頃からごはんの絵日記もときどきつけていました。こちらは途切れ途切れでまとまってはいませんが、少しだけ残っています。何十年もたってみると、私、アプローチを変えて同じことを繰り返していたんですよね。
毎日のスープづくりが誰の役に立つんだろうと思うときもある。でも、自分が次に進むときのステップにちゃんとなり得ていたんだな、だから記録は自分の支えになる。そんなことを今さらになって気づいています。
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読んでくださってありがとうございました。日本をスープの国にする野望を持っています。サポートがたまったらあたらしい鍋を買ってレポートしますね。