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良心の缶詰。由比缶詰所のツナ缶で作る、きゅうりとたまごのスープ

先日、静岡県へ行ってきました。目的地は駿河湾に面した、由比漁港。春秋限定の生の桜海老を求めての旅だったのですが、それとは別に、以前食べてとてもおいしかったツナ缶詰の工場があることをTwitterのフォロワーさん情報で知り、寄ってみることにしました。

それが、由比缶詰所です。

レトロな外観の、古いながらも清潔感あふれた工場です。近海で獲れたびん長まぐろをさばくところからはじめ、綿実油に漬け込む昔ながらの製法で、味の良いこだわりのツナ缶を作り続けています。身がしっとりしていてとてもおいしいんです。

ちょっとこの道だけ昭和感漂ってる
創業、昭和8年
白い作業着の人たちが
お昼休憩で歩いていました
直売所

「ホワイトシップ」は、もともとOEMをやっていた会社が誇りを持とうということで作った自社ブランドです。

直売所にかかっていたすてきな看板

直売所では会長さんと会って缶詰のお話したり。のどかな昼下がりを過ごしつつ缶詰を買いました。

これがホワイトシップのツナ缶。
贈答にもぴったり

綿実油に漬けたものがスタンダード。最近ではオリーブオイル漬けも。それぞれファンシー(塊の身のもの)と、フレークがあります。

家に持ち帰り、早速開けてみると…

ぱかっ

見るからにしっとりつややかではありませんか。フレークですが、身もしっかり入っています。おいしそう!

と、いうことでこのツナ缶をだしと具に使った、ものすごく簡単でおいしいスープをご紹介します。

ツナ缶ときゅうり、たまごのスープ

材料(2人分)

ツナ缶(小)1缶
きゅうり 小1本
しょうが薄切り1〜2枚
たまご1個
片栗粉 小さじ1
塩 小さじ1/3〜1/2
水400ml

つくりかた
1
鍋に水と生姜の薄切りを入れて中火にかける。
きゅうりは千切りにする。

この日は、前日静岡でよく食べられる葉生姜を買ったので、それを薄切りに。新生姜みたいな感じです
斜め薄切りにしてから細く切る。スライサーを使ってもOK

2
缶詰のツナと塩を入れる。
あたたまったらきゅうりも加える。

脂っぽくなるので油は少し残そうかな。このツナ缶は臭みが少ないので入れちゃっても大丈夫
きゅうり、どさっ

3
片栗粉を倍量の水で溶いて加え、煮立ててとろみをつける。
溶き卵を少しずつたらして、ふんわり浮き上がったら火を止める。

細く、場所をずらしながら

あっさりしたスープで、パンにもごはんにも合います。ツナからちゃんとうまみが出て、油のコクも加わるのでだしなしで問題ありません。

スープとは関係ないですが、直売所限定の炙りビントロという缶詰を買って帰って、新たまねぎのスライスを添えたら最高のおつまみでした。

食べかけ失礼…ワイン延々飲みました

スープはもちろん普通のツナ缶でもできますので、ぜひやってみてくださいね。

直売所にいらした会長さんと記念写真!

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有賀 薫
読んでくださってありがとうございました。日本をスープの国にする野望を持っています。サポートがたまったらあたらしい鍋を買ってレポートしますね。