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2022.3.14 ちぎりキャベツとおあげの味噌汁、腹割れスコーンをつくる

白味噌にキャベツのグリーンが映える春色の味噌汁です。キャベツは手でラフにちぎって煮ています。だしは昆布とかつおぶしの粉。カップに入れるとなんだかミルクスープのようですが、ちゃんと和風。白味噌のやさしい甘さに癒されます。

これまでの人生でそれほど熱心に食べてきた記憶もないのに、なぜか急にスコーンが食べたくなって焼き始めました。私はお菓子作りもなかなか得意なのです。といってもスコーンはシンプル簡単なので、威張るほどのことでもありません。

スコーンはイギリスのアフタヌーンティーには欠かせない焼き菓子で(いや、どちらかというとパンか)、アメリカに渡るとホットビスケットと呼ばれるようになります。そう、ケンタッキーのメニューにあるビスケットはスコーンがルーツです。(私はあれが食べたくてケンタッキーに行くようなところがあります)

丸いのや三角のも多いですが、今回は四角で。

スコーンの魅力は、小麦粉とバターで作った生地が膨らんでパイみたいに層ができるところ。生地に甘みは少なく、割ったところにバターやジャムをつけて食べます。と、いうことで、作るときは「腹割れスコーン」をめざします。

スコーンはサブラージュ法という、クッキーやタルトなど、サクサク感を出したいときの方法で作ります。あらかじめ粉に固いバターをすり合わせておくことによって、その後加える水分で粉の粘りが出るのを防ぐのです。どんな順番で入れるか、どうやって生地を扱うかで同じ素材が全然違うものになる。ここがお菓子作りの面白いところです。

粉、油脂、卵、砂糖、このベーシックな4種類の組み合わせで、スポンジケーキ、バターケーキ、シフォンケーキ、マフィン、スコーン、パイ、サブレ、パンケーキ、プリン、シュークリーム…限りなく食感と味わいのバリエーションができるのだから、まさに魔法ですよね。

今日参考にしたレシピはオーブンに入れる時間が長く、しっかり焼き切ったスコーンは層が熱で持ち上がってきれいに腹割れしています。
熱々を食べてみると、歯ざわりザクザク、中はしっとり。焼き上がりを待つ間にいれた紅茶もおいしく、至福のおやつになりました。

今回のレシピはこちらを参考に。ほかのレシピも試しているので、そのうち自分のオリジナルレシピができそうです。


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有賀 薫
読んでくださってありがとうございました。日本をスープの国にする野望を持っています。サポートがたまったらあたらしい鍋を買ってレポートしますね。