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『プロだけが知っている小説の書き方』(森沢明夫著)を読む|2|

STEP1 ネタを考える: Q2 ネタはどうやって探せばいいですか?

A SNSに転がっている誰かの「日常」が役に立つ
・SNSに投稿されている誰かの「つぶやき」や「コメント」には「リアルな悩みごと」が転がっている、これこそ「ネタの原石」。
・面白い小説を書くうえで大切な要素は。
「キャラクターを不幸にする」

「その不幸から立ち直らせる」

「立ち直るまでの過程で、人間としての成長を描く」
・キャラクターを不幸にするために誰かの「リアルな悩みごと」がつかえる。

ここは、ヒットするエンタメ系の条件ですね。
個人的には、SNSから拾うことにはやや抵抗がありますが、著者も言っているように、そこは「クリエイターのプライドを発揮」させて「原石」を磨いていけばいいのでしょう。

私のような文芸肌の小説書きとしては、必ずしも「立ち直させる」必要はないかも、と思いますが(世界観による)、「成長」あるいは、そんなポジティブなものでなくとも「変化」は必須な気がします。

最初から最後まで主人公が変わらない小説ではやはり面白みに欠けます。

告白すると、私が案外苦労するのは、主人公を「不幸」にすることなんですよね。
現実の苦さとか苦しさを描くのは思っているよりも勇気が要ります。

|3|につづく


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仁矢田美弥|つなぐ、結ぶ、創る ミモザとビオラ
Webライター 兼 添削人。あなたのサポートはnoteを運営するうえで有効に活用させていただきます。