添削屋「ミサキさん」の考察|32|『文章の書き方』を読んでみた②
本書の章分けについて
ここで、辰濃さんが文章を論じる際の章の分け方をご紹介しておきます。
まだ何のことかさっぱり分かりませんね。でも、何かわくわくした気持ちになります。
個人的には、「広い円」「遊び」「新鮮」に心惹かれます。
それでは、さっそく内容に入っていきましょう。
一、〈広場無欲感〉の巻――素材の発見
広い円――書くための準備は
辰濃さんのこの著作は、含蓄のある言葉がいっぱいで、できれば本書そのものを読むことをおすすめします。
ここでは、あくまで私の個人的な勉強ノートとして、私が気になったところを引用し、感想や所感を述べていきます。
「広い円」の意味とは、次のように述べられています。
「小さな穴でごまかした文章は、結局はそれだけのものです」との最後の一文が心に刺さります。
文章はやはり、テクニックだけではいかない。ごまかせない部分があるのだと自分を戒める気持ちになります。
ふだんから、いろいろなものに目を向け、観察し、自分の頭で誠実に考えること――小説だけに限りませんが、小説においてそれは顕著に表れることのようにも思えます。
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