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添削屋「ミサキさん」の考察|28|「『文章術のベストセラー100冊』のポイントを1冊にまとめてみた」を読んでみた㉘
第26位 同じ言葉の重複を避ける
[Point]
☑同じ言葉は省略するか、言い換える
「1文の中に、同じ言葉が2回以上登場する」「段落の中に、同じ言葉が何度も出てくる」と文章のリズムが悪くなって、稚拙な印象を与えます。
どちらかを削るか(3つ以上の場合は数を減らすか)、別の言葉に置き換えて、冗長さをなくしましょう。
✖悪い例
①クルマ選びで大切なのは、②クルマに乗る人数や③クルマの用途、、④クルマの予算などを踏まえて、自分にとってのベストな⑤クルマを選ぶことです。
〇良い例
①クルマ選びで大切なのは、乗る人数、用途、予算などを踏まえて、自分にとってのベストな1台を選ぶことです。
⇒私の意見としては、「悪い例」のように同じ言葉を繰り返しだすことはあまりないかと思いますが(自然に省略している)、最後の「クルマ」を「良い例」のように「1台」と言い換えるような一工夫は案外書きなれていないとでてこないのではないかと思います。こういう言い換えができると、ぐんとスマートな文章になりますよね。
✖悪い例
クルマを購入した①ことで、ドライブに行く②ことが多くなりました。クルマに乗る③ことで、気分転換する④ことができます。
〇良い例
クルマを購入したことで、ドライブに行く機会が多くなりました。クルマに乗ると、気分転換できます。
③と④の「こと」は意味を持たないため削除。
⇒こういう意味を持たない「こと」等を入れるのは、癖になっている人もいるのではないかと思います。
削除しても問題ないか、別の言葉に言い換えられるかを意識して、なるべくすっきりした文章を心がけると良いのではないかと思います。
主題となることばはどうしてもくりかえし使う必要がある。しかし、なるべくそのままの形にしないで、似たような別の言葉で言いかえる工夫をする。
外山滋比古さんの『知的文章術』(大和書房)より。
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