実話に基づいているフェイクってどういうこと?!
こんにちは。
私、実は?日ごろは演技指導しております。お仕事関連の記事は、別のブログでいろいろ書いているのですが、昔から、映画をやたら観る方ではあったので、ちょいと備忘録兼ねてこちらのほうに、書いてます。
映画「フェイク」が実話に基づいているとは全く知らず、突然、アル・パチーノとジョニー・デップと言う豪華キャスティングにもかかわらず、ぶっとびな設定の映画をみました。
まず、最初の展開から、おかしい。
そんな潜入捜査って…
昔はほんとにあったのでしょうか…いやもしかすると本当は今もあるのかもしれない…
そう思わせるような設定の辛さに、ついつい引き込まれます。かっこいいとは言い切れない暴力の世界。
マフィアの男たちの矛盾しているが、奇妙な友情がこちらにも葛藤を伝えます。
それにしても、大昔のニューヨークって…こんな感じだったんでしょうか?
私が子供の頃、ニューヨークに行ってみたくて、本を読んだり、雑誌を見たりしている頃は、こんなような雰囲気でしたね、確かに。街の様子というか、色調やファッションも。
その後、2000年近くになって、ニューヨークに実際に行った時はまだ半分ぐらいはこんな感じでしたけど、残りはだいぶ洗練されて、かなり清潔というか、安全というか、健全な雰囲気になっていたのを覚えてます。さらにそのあと、またニューヨークにいきましたけど、その頃にはもう雑多な感じはマンハッタンでは感じませんでした、もっとディープなエリアに行けばあるのかしら…
ともあれ
さて、肝心のあらすじですけど、ネタバレはしたくないので、詳しくは書きませんが、マフィアの抗争に巻き込まれていき、FBIが案の定、とても厳しい現実を突きつけます。
予告編はこちらです。
ハラハラドキドキ、すごく嬉しいんですけど、やはり何年もかけて付き合うにもかかわらず、前提が…と言うのが辛いです。
仕事とは言え、どういうことなのかなぁと… 2人の男の心情をもっと知りたくなりました。
なんとなくみんな寂しそうで、誰が悪いとか何のためだから仕方がないと言うような白黒思考では終われません。
それがいいともいえます。
今、Netflixでもあるみたいですね。
いろいろなおとり捜査の映画やテレビがあると思いますけど、これは秀逸だったなぁと思います。
なんでも美しいかけがえのない友情!みたいに、飾って、おしゃれにして、美化して、割り切る方々が舞台でも、映画でもテレビでも散見されますが、私はそれは違うと思ってます。家族観、しかり。暴力や友情についても、それこそ犯罪についても。
安易に美化して、不思議な音楽を流して、奇妙な」説明セリフを足さないのも、こういった映画の良いところだなぁと感じてます。
何を尊ぶか、どこを踏み込まないでいるか、相手の境界線を重んじると言う点でも、考えさせる映画なのでした。