『働き方の損益分岐点』割りに合う仕事とは何か?
どうも。
元教員のかおるこです。
今日は『働き方の損益分岐点』と言う本を紹介します。
私はこの本を読んで、いわゆる、「割に合う仕事」とは何かということかに気づくことができました。
結論から言うと、それは
「給料➖精神的ストレス=満足度」で決まります
1.今の働き方に満足していますか?
本書はこんなふうに始まります。
皆さんは今の仕事今の自分の働き方に満足していますか?
皆さんは今のその働き方をずっと続けていきたいと思っていますか?
そう聞かれて、力強くうなずける人は少ないのではないでしょうか?
はい、私もその質問にはうーん…と首をかしげてしまう労働者の一人です。
2.そもそも給料はどうやって決まる?
あなたは、「全然働かないおじさんたちが自分たち若手より高い給料をもらうのはなぜなのか?」と思ったことはありませんか?
本書が解説してくれる「給料の正体=労働力の再生産するための費用」だということを理解しておくだけでも、上のような疑問が解けて、今後の人生にとても役に立つと思います。
簡単に言うと、労働者は
仕事をする→疲れる→ご飯食べたり趣味で発散したりする(★)→体力と気力回復→翌日も出社
という流れを繰り返しますが、給料というのは、この(★)にかかるお金を、資本家が労働者に毎月支払っているだけだということです。
つまり給料って、基本的にその人の仕事の成果やがんばりを評価して支払われるものではないんですよね。(おじさんの給料話の続きは本書で)
3.割りに合う仕事とは何か?
私がこの本を読んで勉強になったなと思う事は、割に合う仕事とはこういう事を指すのだと言うことがわかったことです。
本書は、
「給料と言うものは、労働力の再生産をするための費用であって、それは一般的な相場で決まっている。
だから、想定されている世間相場(①労働者が回復するためにかかるだろうと予想される費用=年収)よりも、自分が精神的ストレスを感じない(②回復費用がかからない)仕事を選ぶと、自己内利益(③自分の満足度)が上がるよ」と教えてくれます。
①年収 − ②精神的ストレス=③満足度
私の場合を例にすると、
私にとって教員と言う仕事は、
①年収はあったけれど (+10)
②精神的にストレスが高かったので、(-8)
③自分の満足度はあまり高くなかった(+2)
と思います。
一方で、転職後は
①年収が下がりましたが、 (+8)
②精神的なストレスが減った分、 (-3)
③自分の満足度は以前より上がった (+5)
と感じています。
ただ、この自分が感じる精神的ストレスと言うのは、あくまで個人の心の問題ですから、一般化することはできません。
同じ仕事でも精神的ストレスを感じる人もいれば全く感じない人もいるのです。
だから大事な事は、「自分は」この仕事に対してどのくらい精神的ストレスを感じていて、それが給料に見合っていると感じているか?と言うことを自分自身に問うてみることだと思います。
4.さいごに
本書は、「今の働き方でいいのだろうか?」と考えている人にはおすすめですし、労働者として「給料はどうやって決まるのか?」は知っておいて損はない知識だと思います。
また本書を読んで、自分にとっての割りに合う仕事とは何だろう?ということも考えてみてください。
長くなりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました😄
ではまた。