11月の読書メーター
11月の読書メーター
読んだ本の数:2
読んだページ数:600
ナイス数:31
11月は自分が体調を崩したり、父が肺炎になったり何かと病院に行くことも多っかたこともあってか手に取ったり出会った本2冊。心がざわざわするとき、著者の想いがこもった心にどーんと響く本を読むとそれが船のいかりのように自分の心のざわざわをおさめてくれる気がした。
■夜明けを待つの感想
佐々涼子さんのエッセイ。難病にかかられ余命が長くないことをご本人のSNSで知り、その後エッセイを出されたと聞いてすぐ購入した。私はこれまでの佐々さんの本の数々にとても心を揺さぶられてきた。こんなすごい本を書く人はどんな人なんだろう。どうやったらこんな人になれるんだろうとひそかに尊敬し、めざしてきた。なのにずっと死をテーマに書いてきた佐々さんが、こんなに早く死を身近に迎える運命になるなんて。なかなか読めずにいたけれど9月に訃報に接し、やっぱりしっかり読まなければと手にしました。大切なん1冊にしたい本です
読了日:11月28日 著者:佐々 涼子
■透析を止めた日の感想
新聞広告でタイトルが飛び込んできた。80代の母が透析をしてもう15年。透析を止めたらどうなるのか、最期の時はどうしたらいいんだろうと本人が不安に思っているのを知っている。こわごわページをめくる。透析をしている母の気持ちにここまで寄り添えていなかった、ああうちも同じだ、もっと知りたい。どんどん引き込まれる。読むのがつらくなる場面もあるけれど、貴重な経験を書籍にしてくださったことに感謝。家族で共有したい。そして、改めて知ったガン患者以外の終末医療の問題についても知が広がり改善がはかられてほしいと心から願う
読了日:11月22日 著者:堀川 惠子
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