7月の読書メーター
2024年7月の読書メーター
読んだ本の数:7冊
読んだページ数:2121ページ
ナイス数:78ナイス
■ホームレス大学生
ホームレス中学生を久々に読んで、お兄さんの「ホームレス大学生」があることを知り、すぐ読む。兄と弟の見方の違いが答え合わせのように埋まる。兄だから諦めたこともあったと思うし、弟だからやるせなかったこともあったのだな。この家族を強い絆で結んでいたのは亡くなられたお母さんだったのかな。世の中の「お兄ちゃん」の立場の人は共感されるポイントが多いのではないだろうか。
読了日:07月27日 著者:田村 研一
■ホームレス中学生 (幻冬舎よしもと文庫)
20年近く前のお話ですが、ふと「味の向こう側」を思い出して再読。田村さんの文章から近隣の方々や学校の先生にに支えられてきたことが伝わってきて、涙腺止まらず。今の時代だからこそみんなに知ってほしいお話。兄弟のサバイバル方法も面白おかしく書いていて思わず笑ってしまうけど、壮絶な人生だったのだと思う。亡きお母さんへの想いも心が打たれた。お兄さんの「ホームレス大学生」も読んでみたい。
読了日:07月27日 著者:田村 裕
■バッテリー (角川文庫)
小6の息子に読み聞かせしている。実は3度目の挑戦。これまでいずれも最後まで読めなかった。野球の話と思っていたら、全然野球の話が出てこないから。でも、今年は違った。ちょうど主人公と年齢が重なるこの時期、主人公「巧」の心理描写に息子も私もハラハラしながら最後まで読み進めている。この夏、親子で楽しみが増えた。
読了日:07月27日 著者:あさの あつこ
■アルプス席の母
衝撃的。こんなに感情移入して読んだの久しぶりだ!物語の主人公は高校野球児の母で、自分はまだ少年野球児の母だから次元は違うのだけど、なんかもうリアルすぎて怖くさえある。アルプス席に座るまでに至った母を思い、涙しながら心から応援していた。全野球部の母におすすめ。
読了日:07月27日 著者:早見 和真
■新! 店長がバカすぎて
さっそく続編も手に入れて読みました。もう仕掛けが多すぎて、読みながらあれこれ頭の中が巡って大忙し。相変わらずの謎解き、楽しすぎます。かつて書店員になることを憧れていたので、本や書店への愛があふれるこの本が大好き。
読了日:07月27日 著者:早見 和真
■店長がバカすぎて
面白すぎたー。「アルプス席の母」を読んで、同じ著者のこちらの本も手に取ったのですが、もっと早く読めばよかった。タッチが全然違ってびっくりしたけど、楽しい気持ちになったし、書店がもっと好きになった。にやにや。
読了日:07月27日 著者:早見和真
■存在のすべてを
1ページ目からぐいぐい引き込まれる。かなり分厚つかったが途中でやめられず結局1日ずっと読み続けることに。2児同時誘拐事件でハラハラ心をつかまれ、3年間の空白では愛情深い人間心理の描写、ミステリー、恋愛、芸術、親子の愛情が交錯する壮大な物語。罪の声もすごかったけど、さらに読み応えがあった。
読了日:07月27日 著者:塩田 武士
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