未来を変えることで変えたい(あるいは変わった)過去は何ですか?(藤村公洋)
変えたい過去はありますか
いやいや、むずかしい。
お客人、今回はまずそのお題の意味を理解するのに少しばかり時間がかかりますぞ。よーく考えてくださいね。ていうか僕にも考える時間をくださいませ。
ところでお客人、まずね、変えたい過去はございますか?
ほう、なるほどなるほど。
では次に、
「未来」を変えることで果して「過去」は変わるのか。
ここですよ。これが可能なら先ほど挙手したかたの希望が今後叶う可能性があるってことですからね。
デロリアンに乗ったマーティが過去の両親に会ったことで未来は変わるのかどうか?これは逆ね。過去が変わることで未来を変える。これ今までのタイムマシーン物の定番でしたが。今回はその反対でございます。
いやいやむずかしい。
さてさて丁と出るか半と出るか。
今回試聴した渋谷のラジオの学校アーカイブは2019年11月6日放送『マチネの終わりに』での映画メシ企画でございました。
日本を代表するクラシックギタリストである蒔野(福山雅治)と世界を股にかけるジャーナリスト洋子(石田ゆり子)という40代2人によるすれ違い恋愛を描いた作品。映画メシ的には3回の食事シーン(というか2人は3度‘しか’会っていないのですよ)と幻に終わった4度目の食事シーンもあり豊作といっていい作品。スタジオでウィスキーソーダを飲りつつ40代の苦悩と戸惑い、ベニスに死す症候群、加齢と才能への不安、なりたかった大人とは?といった、登場人物と同世代の僕らならではのトークでございました。
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