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人が本当に望むもの

お金、地位、素敵なパートナー、称賛。。。

あなたが今、望んでいるものは何でしょうか?
それが欲しいの何故ですか?

手に入れたいものがある時、それが手に入ったらどう思うか、
つまりどんな思いを感じたいのかを調べてみることで、
何故それが欲しいのかがわかります。

そうです。
本当に欲しいものは、目に見える形としての物や看板ではないのです。
では、さらにこれを進めて何故そういう思いや感情が欲しい、
手に入れたいのでしょう?
そこがあらゆる望みの、望むということの本質です。
あなたが欲しいのはその本質なのです。

一般的な欲求、身体がお腹が空いた時に欲しがる食べ物や、
疲れて眠りたいとか、これをやるのにある道具や材料が必要だというようなことが問題となることはありません。
問題となるのは、これがなければ自分を認められない自分の足りない部分を埋めたいと感じる部分から生じている、自分を完全にしたいという
「望み」がある時です。

なぜ問題なのでしょう?
こういう望みにゴールはない、つまり果てがないからです。
自分には足りないところがある、自分には欠けているところがあるという
完全に間違った前提に気づかない限り、一つ手に入れてもまた次、
さらにその次と、決して満たされることがないからです。
自分自身が自分に宣告した、足りないという部分を、物やラベルで埋める
ことは不可能なのです。
それに気づかなければ、一生を物事達成ゲームに費やすことにもなりかねません。

あなたが本当に望んでいるものはたった今、ここにあるものです。
それはいつもここにあってあなたを離れたことなど一度もないのですが、
人の目は常に外を見ているため、それに気づきません。
「何もないこと」「無」
こんなものが本当に欲しいものであるなどと、
いったい誰が信じるというのでしょう?

それでも、すべての人が本当に欲しいものはこの「無」なのです。
大病を患ったり、大きな問題を乗り越えた人はみな口々に言います。
普通が一番。何もないこと、普段と変わらない一日こそ、幸せなのだと。
いつもと変わらない、特別なことが何もなかった今日こそ、
実は一番幸せなことなのだと。

その何もないことは、いつも今、ここにあるのです。
あなたが「それ」なのです。


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