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瑞樹薫(みずき かおる)
2024年8月12日 22:03
うちは猫を飼い始めた当初から"自宅守護役"という黒猫を置いている。置いているというか、最初の一匹に冗談半分でそんな役割を与えたら、何故かそんな風に育って、いつの間にか二代目に引継ぎされていた。今回は、そんな守護役たちの不思議な話。浮世も常世も帰省ラッシュの盆早いもので、今年も盆がやってきた。盆といえば「帰省ラッシュ」である。生者は故郷に帰り、死者は浮世に帰る。あの世もこの世もかき
2024年5月23日 20:54
十数年前、私は一匹のラブラドル・レトリバーと出会った。犬の摂理に従い、彼女も人より早く亡くなったのだが、その後も私は度々彼女を視かけた。「犬の恩返しは死ぬまで、猫の恩返しは死んでから」恩を返し終わった後の彼女には、一体どんな望みがあるのだろう?今日も彼女は、幽霊にあるまじき輝く笑顔で主に付き従いつつ、私にもアイコンタクトビームを照射する。これは、そんな"犬が死んでから"の物語。死
2024年5月19日 21:59
「犬の恩返しは死ぬまで、猫の恩返しは死んでから」根拠も出典も知らないが、私のダンナさんはよくこの言葉を口にする。以前、死んでからの猫の恩返し的な話を書いたが、犬はどうなのだろう?今日は、そんな"犬が死んでから"の物語。※猫の恩返しは以下からどうぞ。犬の怪・イレギュラー私は動物好きだが、別に直接動物を扱う仕事をしているわけではない。確かに動物の絵を描いてお金を頂く時もあるが、ほぼ「