シェア
瑞樹薫(みずき かおる)
2024年3月24日 17:55
昔から、花の咲く木が好きだ。梅、桃、木蓮、椿、そして桜。桜は花が咲いても若葉でも、冬の裸木でも好きだ。付属される毛虫はさておき、枝ぶり、葉、幹の質感、どこを取っても美しい。好きだから特別なのか、何か繋がりがあるから好きなのかは分からない。分かっているのは「桜の木にだけ視えるものがある」ということ。花の怪20年以上前に住んでいた家の目と鼻の先には神社があった。ここは数ある白山社の
2024年3月3日 19:40
あれよ、あれよという間に2月が過ぎ、気付いたら明日は啓蟄。なるほど、冷たい風にも一筋の春の香りが混じるわけだ。この国で春を表す花と言えば「桜」だ。他にも梅、桃、木蓮、色々あるが、やはり桜が一番いい。今夜は、そんな春と花の不思議な話。■立春と花「それ」がいつから視えるようになったのか、 よく覚えていない。覚えちゃいないが、桜の木に「不思議なモノ」を見かける。毎年、立春を過ぎ