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PUCK誕生

一番たくさん観た公演はなんですか?という質問を受けることがある。かなめさんこと涼風真世がトップだったときの「PUCK」だ。

ずっと宝塚歌劇を観て来て、全組を観るとことが当たり前で、一人のスターを追いかけることが無かった。当然、同じ組を続けて観ることがなく、多くても一公演三回ほどだった。ところがこの「PUCK」は十五回ほど観ている。つまり一番観ている作品ということになる。

十五回も観たのは、かなめさんのパックの可愛さや、よしこちゃん(麻乃佳世)やゆりちゃん(天海祐希)、のんちゃん(久世星佳)という人たちが、それぞれぴったりの役を演じ、ユーモアたっぷりの芝居だったこと。大好きなユーミンが挿入歌を提供したこともある。他には旧宝塚大劇場が最後の年であり、夏場ということもあって、涼しい大劇場内がまるで森そのものの雰囲気であると私は感じた。

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