見出し画像

歴史的コレクション

中学校の頃から集めていた、宝塚歌劇のコレクションが三十歳の頃には一万点ほどあって、本に連載する機会があり、そこから色々と細かく調べるようになり宝塚歌劇歴史研究家という肩書をつけました。

今の宝塚歌劇になるまでの歴史がとても面白く、110年の歴史を大学や講座でもレクチャーしています。

テレビや雑誌に出るようになって、寄贈品が大変増えました。

「祖母の持ち物ですが、売るわけにも安易に捨てるわけにもいかず」

というような経緯で、草葉の元に来る物も年々増えています。
先日も御親戚の所蔵品だったという、春日野八千代、天津乙女両先生のブロマイドを二百枚ほどいただきました。どれも素晴らしいのですが、中でも昭和二十一年に宝塚大劇場公演が再開された、戦後第一作「カルメン」のブロマイドは嬉しかったです。

昭和二十一年と言えば、戦争が終わってわずか一年目。まだまだ食糧難で、
毎日食べて行くのが精一杯の時代に、ブロマイドを買って行く人がどれだけいたでしょう。またブロマイド自体を調達するのは大変だったと思います。

今回いただいた中に、そのカルメンのブロマイドが二枚ありました。

ここから先は

326字 / 3画像

¥ 300

期間限定!Amazon Payで支払うと抽選で
Amazonギフトカード5,000円分が当たる

この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?