甲本ヒロトおすすめの『RCAブルースの古典』
ヒロトとサンボマスターの山口さんとのかけ合いが楽しくて、2時間の放送もあっという間に感じた。その中で、ヒロトが話してた『RCAブルースの古典』ていうコンピレーション盤が気になって、まずネットで画像を探した。茶色の枠の中に水色の服を着た女の人がタバコ吸って座っている。「なるほど、これか」画像を頭の中に叩き込んで、ネットで売ってたりするか探してみる。ネット販売もしているレコード屋さんの在庫もみたけどやっぱりない。ヒットしたのが、某フリマサイトで、やっぱりちょっと高い。CDは他のネットサイトで売ってると思ったら、レコードよりものすごく高くなっていて数万もしてるから、ちょっと手は出せないなと思った。
そんなこんなで、ラジオを聴いてから約半年後。仕事のストレス発散で、レコード屋に寄ってから帰ろうと、閉店ギリギリ30分前に、お店へ滑り込む。いつもは入口のロックコーナーから見るのに、なんとなくその時は、1番奥まったブルースコーナーへ吸い寄せられた。本日入荷のところに、目を落とすと、何故か1枚だけ上から3分の1くらい飛びだしてる分厚いレコードが目に入った。
茶色の背面に「RCA」と文字が見えて、まさかと思いつつ、引っ張り出したら、ネットで見たのと同じものだった。そして、お値段が何故か…1,200円。外側にあるビニールがちょっと古い感じで、みるからに埃っぽい。「盤が傷だらけなのかな…いや、それにしても安い…」と脳みそがぐるぐるしながら、レコード屋さんの隅っこで1人フリーズしてた。
とりあえず、検盤させてもらおう。閉店ギリギリだから、急いでカウンターに持って行って、レジのお姉ちゃんにお願いして、検盤をさせてもらった。取り出すと、やはりちょっと埃っぽい。盤は、細かい埃が結構ついてるし、なんか汚れてる。3枚とも裏表を確認して、スレてる感じはあるけれど、傷はなさそう。「埃すごいけど1,200円だし、家で丸洗いすればいいか」と思い購入決定。
わくわくした気持ちとなにより、これを聴けば私も何かブルースの扉をもっと開けれるかもしれないという気持ちが強かった。
ヒロトがラジオ以外でも「RCAブルースの古典」の話をしているのも見つけた。ヒロト達がよく出る雑誌DONUTのweb盤だ。
今年(2024年)10月。5年ぶりにヒロトと内田勘太郎さんがブギ連を復活させて、「第2回ブギる心」のLIVEをするから、この『RCAブルースの古典』聴き込んでLIVEに行ってみようと思う。