2021年の呪いはまだ続く ・ 2
この記事の続きだけは書きとうなかった……!
と言いつつ、実はもう2ヶ月ちょっと前の話なんですが。
ということで、起きた出来事をズバリ一言で申します。
歯が折れた。
人生初です。
食事中に折れたのですが、あまりにそっと折れたので、折れた瞬間は判らずじまい。
もぐもぐしている口内に何か固いものがあり、「何だろう、小石かな?」と思って出してみたら歯。
その瞬間も、まさか自分のそれだと思わず、「えっ、ヤダこの食材歯が混じってる、こわい!」とたいそう動転いたしました。
かなり昔に虫歯で神経抜いた歯なんですが、神経抜くとすごくもろくなるんだそうですね。知りませんでした。
どれ程もろかったかと言うと、火のきっちり通ったかぼちゃを食べていて折れた。弱い。
週末直前に折れた上、急な診察願いだったので、行きつけの歯医者で予約できた日までかなりの日数が開きました。
これ程マスク生活が有難かったことはございません。口開けたら歯が無いの丸見えですからね。
正式な差し歯をつくるまでの間、仮歯を入れられたのですがこれが大変ゴツかった。
「まあしばらくの我慢だ」と思っていたら、できあがった差し歯が仮歯に負けず劣らずゴツかった。
歯医者さんいわく、「これ以上薄くすると壊れやすくなる」「慣れてもらうしかない」そうで。
初めて知りましたが、差し歯って保険で入れても、つくった後の2年以内に割れたり折ったりしてつくり直しになった場合、保険が効かず、全額自費になるんだそうです(すぽっと抜けたのをはめ直す、なんてのは保険OK)。
なんと恐ろしい……。
ならば仕方があるまい、と諦めましたが、これが本当にゴツい。口内で有り余る存在感。上の歯なんですが、入れてしばらくは重みさえ感じてました。
いまだに舌に当たると口の中に変なモノがあるなー、と思います。最近は舌の位置を微妙にずらして、あまり当てないことを覚えました。
何より驚いたのは、他の歯と味が違うこと。
こうなって初めて、「歯にも味がある」ことを知りました。人間いくつになっても勉強です。
それにしても、永久歯の後に新しい歯が生えてこない、というのは人体の最大の欠点だと思います。世の中には抜けても抜けても歯が生えてくる動物がいるというのに、人類は何故そちら方向に進化しようとしなかったのか。先祖を恨みます。
自分が元気な内に、iPS細胞での歯の再生治療が保険で可能になるといいなあ……。
そしてこのシリーズ、もう2つ続くことが今の時点でほぼ決まっています……(泣笑)。
もうホントなんなのこの故障の嵐。
では以下次号。
(トップ画像は杉江慎介氏のイラストを使わせていただいております。多謝)
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