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2021年の呪いはまだ続く ・ 3


そもそもの2021年の呪い、それは「高額家電が続々壊れる」ことでした。
エアコン、炊飯器、オーブンレンジ。
そしてそれは2022年に突入しても続いて、今度は液晶テレビ。

こらちがそのそもそもの記事です。


ラストにこう書きました。

レンジにエアコン炊飯器、どれも皆1階で使用していた物なので、次は冷蔵庫か洗濯機か、と大いに恐れています。
が、今一番壊れて怖いのは給湯器……もう15年くらいなのでかなり危ない。
供給が復活するまではどうか荒ぶらずに勤めを果たしてほしい……。

ええ、ここまで読めばお判りですね。


壊れました。


給湯器が…………!!!


もう、ここまでいくとちょっと笑けてきました。どうゆうことなんコレ。


ちなみにこちら3月の話なんですが、やはり前触れはなかった。
ある日何気なく、前日のお風呂を沸かし直して入ろーっと、とスイッチを入れてしばらく別室で用事など済ませ、さて入るか、と服脱いで浴室入ってシャワーで掛け湯してフタ開けて足を入れたら水だった。動転した。

あれ、スイッチ入れたよな? 幻? と首をひねりつつもう一度「追い焚き」ボタンを押したところ、動きかけた、と思った瞬間にリモコンの温度表示画面が「--°C」となり運転がストップ。
何度繰り返しても同じ状況。


どうにもならんのでその日の風呂はシャワーで済ませ、ネットでいろいろ調べて対策を練る。
給湯器のコンセントの抜き差しから、風呂釜の徹底洗浄、あれこれ実行するも復活せず。
その中で「お湯は出るが追い焚きは不能」と判る。
空の浴槽に「風呂自動」で一からためることはできる。だが追い焚きは不可。
そして何度かリセットしている内に、リモコンに「140」というエラーコードが出ました。

どうやら加熱の際の温度ヒューズが断線した時に出るエラーだそうで、給湯器人生にとっては致命的な代物なんだとか。
修理も不可能ではないが、かなり高額になるそうで、古い給湯器であれば買い替えが最適解だそうです。
ウチの給湯器、2003年製。
うん、買い替えだね!


修理の人を呼んで見てもらいました。
何でも、給湯器には追い焚き釜と給湯釜の2つがあって、前者が壊れてる状態だそうな。
つまりお湯を使うことは可能。不幸中の幸い。
お取り替えしか手はないのだが、昨今の給湯器不足により、数ヶ月はかかると。
いわく、ウチで買い替えてくれるならその間レンタル機をタダで貸しますが、新機種購入には50万弱かかります。
むう……。


かくかくしかじか、と話すと連れ合いが動いた。
実は連れ合い、もう何年も前から風呂場リフォームを検討していた。
と言うのも、ウチの風呂場、実は浴室乾燥機能はもうとっくの昔に壊れてたんですね。
が、元のメーカーが既にユニットバス事業から撤退していたのと、狭い風呂場で干すより部屋にそれなりの物干し置いた方が量を干せることもあり、修理もせずに放ったらかしてたんです。
だけど浴室乾燥ができない=浴室暖房も使えないので、いつかはリフォーム、と言いつつも、工事の間は当然お風呂は使えませんから「冬は毎日風呂入りたいし……」「夏は毎日風呂入りたいし……」みたいな感じでついずーーーっと後回しに。

それがここに来てこの事態。
どう考えても、「給湯器の買い替え」と「風呂場リフォーム」をそれぞれ別個に行うのと、まとめてセットで行うのとでは、後者の方が安くつく筈。
「やるか……」と意見が一致しました。
直すならこの際とことんです。


腹が決まっていざ風呂場モデルをあれこれ検討していたら、だんだん楽しくなってきました。
こうなって初めて気がついたのですが、実は自分は今まで「他人が意匠を決めた家」にしか住んだことがなかった。内装やら設備やらを一から決めるのが初めてだったのです。
これがもうたまらなく面白くて、「マイホーム建ててる人はこんな楽しい思いをしてたのか……!」と目からウロコでした。今からでも遠い親戚にアラブの石油王が現れて遺産を遺してほしい。一から建ててみたいです。

給湯器の都合で工事はまだ先なのですが、今からとても楽しみなのが風呂のフタ。
ウチの風呂蓋、いわゆるジャバラ式。溝がついてて、くるくる巻けるタイプのヤツです。
お使いの方ならご存知ですね、コイツ死ぬ程掃除が面倒くさい……!
その癖すぐに黒やピンクの汚れがつきまくる……!!
豪を煮やしてフタだけ買い替えを検討したこともあったのですが、調べてみたら驚く程の高額商品なのを知り断念。ウチの浴槽、ちょっと形状が特殊で、オーダーでないとつくれない代物なのです。オーダー風呂蓋、バカ高いんです。
これがただの板のフタになるのがもう最高に嬉しい。掃除が劇的にラクになるよ!


そんなこんなで、懐にはたいそうな大打撃をくらうも、気持ちとしては何だか楽しくなっちゃってる複雑な日々。禍福は糾える縄の如し。

と思って来たる工事日をうきうき待ちつつすごす日々、だがその後ろにもうひとつの呪いが口を開けていようとは思いもしなかった……。
そんな訳で、もう一記事続きます。
ええ、一記事です。
一記事で終われる筈です!!

(トップ画像は杉江慎介氏のイラストを使わせていただいております。多謝)
   
   
   


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