2番目に愛される女は桜と共に
ある演算世界の話を聞いて今この文を見てくれているそこの君は幸せか、そうじゃないか
私は時々「私なんて産まれて来なければ良かったんだ」と頭の中で思う事がある
この言葉は口にしないようにずっと心の中で殺して
誰にも聞かれないように墓まで持っていくつもりだったけど人の優しさを知った私には無理な話だった
私に対して皆が「ありがとう」があったから
私の10代の初めての恋人は歳上の看護師だった
とても優しくて感情の起伏の激しく愛も深い人だった
でも初恋の人には既にパートナーが居た
そう、私は「初めての愛」を知った浮気相手だった
純粋な気持ちだった桜は色なんて最初から存在しなくていいんだ、そう割り切って心を殺した
もしも演算世界で私が1番愛されていたら今はどうなっていたんだろう、なんて事は考えたことも無かったしその時はもうきっと盲目だったし都合のいい人で良かった
そう、2番目に愛される存在でも私にとっては初めての恋人だったから私にとっては1番目だったのだ
桜は何色でもいい、ピンクが当たり前なんてことは無い
ましては桜を毎年見られるわけじゃない、いつかは死ぬ
そう、私たちには期限がある
愛される期限がある
でも愛される事を待っているばかりだけでは誰も寄ってこない
だから自分から人を愛していい
とても怖いことだけど嫌われたり、裏切ったりする人の背中の事は何も考え無くていいし思い出さなくていい
煙草の灰のように捨てていい
今が大切だと思うこと大切にしてほしい
家族、恋人、友人、ペット、環境
なんでもいい
この時期は桜が咲くようにキラキラしてて桜が散るように人が居なくなる前に大切にしようね
またね、があるように