高原梢

お話を作ることが大好きです!はがきサイズ?の短い物語を書いています。コメントでお題をいただければ、それにあったお話を書きます。どうぞお気軽に♪

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  • はがきサイズの物語✉️❤️

    平穏でかわいい短編小説です。 頻度が高めの不定期更新。

  • 短編とブログの花園

    はがきサイズではない短編だったり、ブログです。なんでもありな花壇のつもり🌷🌸🌺🌻

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    私がスキな花園❁⃘*.゚noteで出会った素敵な記事を追加させていただきます。

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はがきサイズの物語、お題募集中です✉️♥️〜画像upに添えて〜 ちょっと追記と修正(11月6日)

こんにちは!高木梢です。 今まで載せられなかったはがき短編の画像を、各ページの後ろの方にupしました。 ↑こちらのマガジンから見られます。 お題をくださったお二人には、はがき画像を載せるのが遅くなってしまい本当にすみませんでした…!(字が米粒すぎたのでこれでも書き直しました) お詫び?にイラストをちょっとだけつけましたので、よかったらご覧いただけると…嬉しいです☺️ 宛名の部分、もし嫌だったら消しますので教えてください。 それにしても、noteを始めて大体1ヶ月?くら

    • 【はがきサイズの短編】真夜中のたい焼きパーティー テーマ:豆乳クリーム入りたい焼き

      オール女子会をしよう、と瑞稀からメッセージが入ったのは昨日のことだった。 わたしは嫌な予感がしつつ、経済学の講義が終わった後、瑞稀のアパートの前で聡子と合流した。空はすでに紺色で、空気は冷たく乾いていた。 聡子は優しげな瞳をきらきらさせながら、言った。 「オール女子会なんてはじめて。昨日からうきうきしてた。」 「どうかな。瑞稀から突然呼び出される時って、大体理由はひとつだから。ねえ、その袋、何?」 聡子が抱えている、甘い湯気が立っている茶色の紙袋を指差した。 「秘

      • 【はがきサイズのエッセイ】白玉クリームあんみつ

        とある用事で上野へやってきました。ことをすまし時計を見ると、電車の時間までかなり時間が残っています。 これは、ずっとあこがれていた名物、みはしのあんみつをお店でいただくチャンスでは? そうと決まれば、上野駅を公園沿いにくだります。 グーグルマップを見ながら歩いていくと、外国からきた旅行者が、わたしと同じようにスマホと看板を見比べていて、少し親近感を感じます。 にぎやかな街の色と嬉しそうな見物人の脇をすり抜けると、大通り沿いにひっそりと、みはしの本店がありました。 に

        • わーい!ありがとうございます!!♡

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          【はがきサイズの短編】秋の日のドローレ テーマ:桜前線

          ハロウィーンの朝、秋の国の王子ドローレが窓を開けると、強そうな剣に見える大きな枝を発見した。 わんぱくな王子は青い目を輝かせ、その剣を拾って黄金色の森へ戦いに出かけた。 美しく紅葉した森で王子が枝を振り回していると銀杏の長老がどなった。 「やめんか!」 「だって、こんなすっげえ枝、見たことねえよ」 「それは春の国の桜の枝じゃ。ほら、蕾がついているだろう?」 「桜?これが?赤い葉っぱがついていないじゃん。」 長老ははっと気がついた。 「この子は、他の国を知らない

          【はがきサイズの短編】秋の日のドローレ テーマ:桜前線

          【短編】契約結婚相手の新たな一面を知りました テーマ:毒ガス

          ☆若干の虫描写注意 画像などはありません。 「これは契約結婚だ。世間体のためにした話にすぎない。」 新婚初日、ツカサさんの澄んだ鋭い瞳に射抜かれて、わたしは言葉を失った。 話は去年まで遡る。わたしは、緑が多い故郷からはるばる東京に就職した。 家族や友達からは、 「のんびりしているフウカに東京なんて無理よ!」 なんて反対されたけれど、お父さんの鶴の一声で東京行きが決定した。 「まあ、でもたくましいところもあるしなあ……。」 そんなこんなで、小学生の時に見たドラマ

          【短編】契約結婚相手の新たな一面を知りました テーマ:毒ガス

          【ブログ】ヨシタケシンスケ展が楽しかったかもしれない

          横浜へ行く用事があったので立ち寄ってみました!ジャーン 「ヨシタケシンスケ展かもしれない」 ※写真撮影可でした。 「りんごかもしれない」、「あるかしら書店」などなど楽しい絵本を書いている作家さん。 原画が主ですが、造形物(宇宙飛行士の被り物?だったり、観音様みたいなお人形だったり)や、子どもが楽しめるミニゲームがなどなどが設置されている、楽しい空間でした。 夏休みだからか、子どもが多かったです。よくある美術館の展覧会のように、順路を守って歩きましょう…という感じでは

          【ブログ】ヨシタケシンスケ展が楽しかったかもしれない

          【はがきサイズの短編】お気に入りのハートマーク テーマ:note

          夏の夜の電車は怖いくらい冷たくて静かだった。 わたしは傘を抱いて座り、スマホを取り出す。 そして、noteにアップされた投稿をついついとスクロール。疲れた体に沁みるのだ。綺麗な絵とか、優しい言葉とか。 一枚の写真が目に止まった。夜の闇の浮かぶ電車の写真。 白い灯りが連なって、まるで宝石のようだ。こんなふうに見える世界もあるんだ。 わたしは、「スキ」をタッチし、ハートマークを赤くした。 今日も外に出られなかった。暗い部屋でスマホを見つめる。 SNSの通知やメールを

          【はがきサイズの短編】お気に入りのハートマーク テーマ:note

          【はがきサイズの短編】雨上がりの客人 テーマ:雷

          テルー夫人は村中から頼りにされる気のいい淑女で、人々は何かあれば、あの家を訪ねるといいよとラベンダーの花畑を抜けた先にある小さなログハウスを指さすのだった。 雨上がりの午後、風とともに玄関のベルが鳴った。 テルー夫人が天使の飾りのついたドアノブを押すと、そこにいたのは悲しげな雷だった。 「まあ!さっき落ちて来た雷ね?」 「はい。ぼく、雲に帰れなくなってしまいました。」 「あらまあ、とりあえずあがんなさいよ。」 夫人は青いギンガムチェックのワンピースを翻し、薄桃色の

          【はがきサイズの短編】雨上がりの客人 テーマ:雷

          いいな!と思って♡を押すと、たくさん返ってくる。noterさんの真面目さを思い出しました☺️あー嬉しい。いつもありがとうございます。

          いいな!と思って♡を押すと、たくさん返ってくる。noterさんの真面目さを思い出しました☺️あー嬉しい。いつもありがとうございます。

          【はがきサイズの短編】真珠星 テーマ:真珠

          真っ白で、どこか不安げにとろとろとたゆたうくもり空を見ていると、真珠の内側ってこんな感じかしらと思う。 ここではないどこかを探す、青い目をした旅人が、霧深い山あいを歩いていると、靴に小石をぶつけるの。 しゃがんで指でつまむとね、少しくすんだ輝きを放つ美しい真珠だったの。 よく見て。雲の色の隙間から、あたしたちの町が見えるでしょう。 小さなあたしは、旅人の青い瞳を見つけて、空に向かい大きく手を振るの。 そうしたら、彼はもうふるさとを探さなくてよくなった、というわけ。

          【はがきサイズの短編】真珠星 テーマ:真珠

          【はがきサイズの短編】アイシャドウパレット テーマ:紫陽花

          ハイドランジアブルー。わたしにとって、永遠の青。 6月の今日、晴れてよかった。 北棟3階、二人だけの踊り場。最後の体育祭の日。お祭りの歓声は、はるか遠くに聞こえる。 わたしの手には、宝石箱みたいな8色アイシャドウ。その名も、ハイドランジアカラーパレット。 目の前の白いまぶたに、淡い水色が彩られていく。 「体育祭の音、大きいね。」 目を閉じたじゅりあは、嬉しそうにささやいた。 「そう?遠くに聞こえる」 「まじ?……そろそろ行かなきゃ、やばいかな?」 「まだ。藍

          【はがきサイズの短編】アイシャドウパレット テーマ:紫陽花

          【はがきサイズの短編】OL一人語り テーマ:気分

          休日の朝、きれいに晴れました。自分とのデートにぴったりの天気です。 だけど、わたしの身体は乗り気ではないようです。最近残業続きで、ろくに寝ていませんものね。 だからこそ、今日は徹底的に、気分屋として過ごすのです。 さて、寝て起きて、18時です。身体はすっきり、頭はどんよりしています。休日を無駄にしちまった感がすごいです。怒りさえ、わいてきます。 まあまあ、自分をなだめて、何か食べましょう。……何もありません。おやおや、今にも暴れ回りたい気分です。 薄桃色の夕焼けに染

          【はがきサイズの短編】OL一人語り テーマ:気分

          お久しぶりです。

          タイトル通りです。 高木梢改め、高原梢です。 NOTERさん、お元気ですか! 1年半ぶり?の更新になってしまいました。 「はがきサイズの物語」を続けると書いたにもかかわらず、ご挨拶もせず失踪して、すみませんでした。 特に、プライベートで何かあったわけではありません。 とてつもないスランプにはまっていました>< noteを始めた頃、物語を書くぞ!と意気込んで、勢いだけで突っ走っていました。 そこで出会えた、いろんな方とお話しできてとても楽しかったです。 しかし、自

          お久しぶりです。

          【はがきサイズの短編】土が語る物語 テーマ:始まり

          青く光る星が、宇宙飛行士に話しかけた。 「おれ、実は、ドクダミ草だったんですよ。」 宇宙飛行士は、聞き返した。 「何が、なんですって?」 「いえ、おれが・・・・・・今は、星だけど、地球にいたときドクダミ草だったんですよ」 「・・・・・・・不思議なことがあるものですなあ。でも、どうして星なんかに」 星は、悲しげに首を振った。 「土に、拒まれました。ドクダミ草と土は、晴れた日も雨の日も共に生きました。何度も、自分たちだけの言葉で体温を交換しました。 しかし、どこか

          【はがきサイズの短編】土が語る物語 テーマ:始まり

          【短編】CRAZY BOYFRIEND テーマ:見惚れる

          私の彼氏で超能力者の祝くんが失踪した。 ダイエット中の私は家のベランダで両腕をぐるぐると回し続ける。 一ヶ月も連絡がとれないなんて、初めてだ。 まさかと思うけど、最近二の腕が太ったことに気づいて引いたのかもしれない。 いやいや大丈夫、私大好きクラブに入っているちょっと変わり者な祝くんだもん。 でも、じゃあなんで連絡がないんだろう。 不安は徐々に膨らんでいく。腕の回転率も上がる。 もし、祝くんが犯罪に巻き込まれていたらどうしよう。もうほっぺたにチューすることも、言

          【短編】CRAZY BOYFRIEND テーマ:見惚れる