外食に助けられた

キャベツの葉を一枚むくこと、まな板を置いて人参を切ること、

が、とてつもなく重労働に感じる時期があった。

皮膚の再生に必要な栄養を自炊しないといけないのに手が止まる。

生野菜を買い置いても調理できないから、最小限にして、キューピーやアサヒの介護食のレトルトを10袋位買い込んだ。何も作れなくても、食べられる非常食。

その時、私も母も食欲が無かった。

母がデイサービスに行ったある日、歩いていける喫茶店でモーニングサービスのセットを注文して、何も考えない時間を作った。

夜にまたなんか食べ物を用意しなきゃいけないけど、やりたくないなー。帰る前になんとかしたいな。

メニューを見る。できるだけ沢山の種類の食材が入ったもの。

エビチャーハンを選び、テイクアウトを頼んだ。

店主は袋を手渡して、

[2人食べられる位あるからね] と言った。

暖かい気持ちになる。


夕食にそのエビチャーハンを半分こ出したら、母がパクパク食べた。

半分を私も食べた。すごく美味しい。涙出る。

ありがとう外食。疲れたらまたお願いね。







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