親を施設に入れた介護者の気持ち
3日目 夜に他の部屋に入ってしまったり、部屋を汚してしまった話、それを混乱している為と施設から聞いた。
不安だろうな、顔を見せたり声を聞かせることで安心させたいな、と思う。こちらの体も心も動かないから一緒には住めないけど。
会ったら帰る、と言われるのが怖い。
6日目 本手続きに行った。遠いのと、緊急連絡先が必要なので、近くに住む家族が車を出してくれた。モニター越しに食堂にいる母を見た。ご飯は美味しいようで完食している。
帰宅後、ああ、これでデイサービス終了が決定したんだなぁ。お断りと、戦友としてお礼の電話をかけた。
[母は施設に入りました。今までよくして頂いて本当にありがとうございました。母はデイサービスが大好きでした。]
顔が紅潮し、涙がぼろぼろと溢れた。
孤独な介護者とデイサービスという戦友との別れであった。
数年前、デイサービス導入前の面談で、施設長が、[○○さん、食器を拭くの、手伝って欲しいんだわ] [いいよ]
あの時うまい言い方!と感心したなぁ。
介護職の方々、本当にありがとうございます。
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