自分の愛は最強だって信じたい
私は元F1レーサーのミハエル・シューマッハが大好きだ。
98年最終戦鈴鹿、ミカ・ハッキネンと争っていたワールドチャンピオンがここで勝てば決まる。
予選トップ、ポールポジションで迎えたスタート。
しかし、まさかのエンスト。
再スタート最後尾になってしまった。
でも彼は諦めていなかった。
赤いマシンは最後尾から鬼気迫るオーバーテイクを積み重ねてゆく。
シルバーのマクラーレン、見えた!
もう少し、もう少しで掴めそう!
その瞬間、タイヤがぱちんとはち切れた。
力なくマシンを止め、し