「普通」って何?④
世界には色々な人がいて、自分も one of them なのだという当たり前の事実に、ようやく気づけたアメリカ留学。
留学に限った話ではないが、
今置かれている環境からあえて距離を置くことは、
それが人生のどのタイミングだとしても
自分のことを客観視するためには必要な作業で
それまで見逃していた当たり前の事実に気づける
どんなに高価なものよりも価値のある経験になるであろう。
流されるまま狭い柵に囲まれた同質性の波に乗るのは心地よくて安心するけれど、
その柵が破られた時、
あまりにも小さくて戦えない自分がそこにいることに気づくのだ。
多分これからの日本は、
同質性の波が多様性の波に勢いよくのまれて
柵はどんどん壊れていく。
そうなった時に、
さらに小さな柵を作って武装するのではなく、
エイっ!と多様性の波に乗る覚悟を持てば、
本当の意味で、生きやすくなるのではないだろうか。
完
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