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過去の自分が今を作っている

■最近、何か映画🎞観ましたか?


久しぶりに映画を観ました。


映画を観るのは昔から好きで、よく休日になるとDVDを借りて来ては1人で観ていました。私が若い頃は、今の様にNetflixやAmazon primeでサクッと映画が見れる時代ではなかったから、まずはお店に行って、棚に並んでいるDVDを時間をかけて選ぶところから始まった事を考えると、外に出なくても好きな映画が観られる、便利な時代になったものだと改めて感じます。


色んなジャンルの映画があるけれど、今思えば、私にとって映画を観る時間は、主人公や映画の登場人物に自分を重ねてみたり、映像や音楽にワクワクしたり感動したり、過去の自分と向き合う事が出来る時間であり、そしてまだ見たことのない未来の自分を想像して、自分の活力を生み出す事が出来る大切な時間だったのかもしれないです。1人の時間、とっても大事。


■『私に会うまでの1600キロ』


今回私が観た映画のタイトルです


簡単なあらすじ


2015年に公開された映画で、アメリカ生まれのシェリル・ストレイドさんという女性の自叙伝『Wild』を基にした映画。彼女が20代で経験した実話を映画化。


最愛の母ボビーを癌で亡くした主人公シェリル(リース・ウィザースプーン主演)は、自暴自棄に陥り、最愛の夫を裏切り浮気を重ねたり、薬に溺れたりと、辛い現実から逃れる為に快楽を求める日々を送っていた。そして夫との離婚。自分を見つめ直し、本当の自分を取り戻す為、パシフィック・クレスト・トレイルという1600キロの道のりを1人で歩く事を決意する。大自然の厳しい道のりの中、様々な苦難に直面しながらも、過去の自分を見つめ直しながら、一歩づつ前へ進んで行く。


映画の感想


誰もが辛く、悲しい経験をした事は一度や二度、いやそれ以上もあると思うが、私もそんな経験から自分自身を見つめ直し、新しいことにチャレンジしようと一歩踏み出した事から、主人公と自分を重ねて観ている部分が沢山あった。


また映画の中には主人公のシェリル以外にもシェリルの母親や何人かの女性が登場するが、それぞれ違う役割りにも関わらず、全員の中それぞれに少しづつ自分と重なる部分があった。周りに居るあの人もこの人も一見気付かないだけで、誰もがその人自身の人生のストーリーを持っていて、その中で生きている。誰に見せる訳でもない。人に言えない過去だってあるかもしれない。そんな過去の経験を積み上げて今の自分が出来上がっている。成功も失敗も、全て今の自分を作った大切な出来事。
長距離トレイルでよく言われる言葉で『自らの道を歩め(Hike your own hike)』というものがあるそう。道を歩くという事は、誰かの為にやっている事ではなく、他の誰でもない自分の為。自らの力で一歩一歩進んでいく。人生も同じだと思う。


シェリルは自分の過去を見つめ直し、何を学んだのか。もしも過去に戻ったとしても、きっと同じことをしただろうと彼女は言っている。何故そう思うのか?と考えた。もしもあの時・・と考えても、自分はあの経験を通して何か得られたものがあったのだろうかと考えても、結局のところ、来るべき時が来るまでわからないという事を知ったのだと思った。


映画の最後の方ににシェリルの言葉がある。


『1つの行動が何を生むか知るすべはない。

何が何を導き 何を壊し

何を花開かせ 枯らせ

道を変えさせるのか』


人生には岐路が沢山ある。どの路を選ぶべきか悩む時が。 でも何が正しいのかなんてやってみなければわからない、正解はない。 たどり着いた先が自分の目的地なのだ。だからこそ、今の自分の感覚に従って、頭ではなく心で選んだ路を進む。そして過去と未来に感謝する。


シェリルが1600キロの道のりを終えて学んだ事。この貴重な体験を映画を通し、シェアしてくれた事に感謝‼︎  


久々に映画鑑賞した訳ですが、今回もこの映画を観て、色々と自分と向き合う事が出来た様に思います。映画を見終わって直ぐに夕飯の支度にとりかかった為、もっと感じてた事もあったはずだけど、ちょっと飛んじゃいました笑  

やっぱり1人の時間は大事😆

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