コロナ禍で仕事が完全になくなったイベント裏方がもがいた、書き残し #2
ここからはコロナ禍で「仕事を探した」経験談です。
そう、「コロナ禍での」仕事探しなんです。
新しい求人なんてあるのだろうか・・・
(ニューヨークでは失業者が50万人になるのでは?なんていうニュースも…)
と思い、考えた結果、
「コロナ禍でも止まっていない、かつ、動き続けそうな産業」
「これまでの自分のスキルをある程度活かせるもの」
に的を絞って、探すべき職種の絞り込みに入りました。
「これまでの自分のスキルをある程度活かせるもの」となると、スーパーやコンビニの店員は、この状況でも忙しそうだし、定期的に募集がありそうだけどいったん除外した。(単純にやったことがなかったため)
その上で、いくつかの業界を候補に挙げた。
・テレビ局
・新聞社
・その他、メディア関係
・競馬関係
この中で一番自分に親和性があるのが「テレビ」だった。
なぜか私は、フジテレビで働いたことがある。
テレビ局の基本構造は分かるのと、こと番組制作についてもおおよその知識はあり、特に番組ADなら、ADの業務がおおよそ予想がついたので、「こりゃADだ!」となった。
まずはフジテレビ時代にお世話になった社員さんに、めちゃめちゃ久々かつ唐突に「すみません!仕事なくなりました!なんかないですか?」とド正直にメッセージした。するとその先輩はすぐに返事をくれたもののその社員さんは番組制作ではなくむしろイベントに携わっており、「うちもヤバイ。」と同じくイベントで困ってますね・・・となってしまった…
気を取り直して、ADの求人を探し始めた。
ADの求人は意外と多くあったので、せっかくやるなら、報道番組にしようかと思い、さらに絞り込んだ。報道は緊急のニュースが入ったりすると、一気に緊張感出てバタバタするんだろうな…と想像して、以前からその緊張感を経験してみたかった。
そしてこんなご時世ながら面接をしてもらえることになり、早速面接へ。
条件その他いろいろ話す中で、一番ネックになったのが、
「長期間できますか?」
という質問だった。
なぜネックかというと、コロナ禍が短期なのか中期なのか長期なのか、わからなすぎて、答えられない…
その仕事は長期できることが必須ということだったので、とりあえずその仕事は辞退した。
長期できるのだろうか…と考えているうちに、テレビ局で感染者が出始め、次第にワイドショーはリモート出演者を映し出すモニターがズラッと並ぶ異様な光景へと変化し、収録中止による放送延期や再放送のお知らせがどんどん増える一方に…
そして気づいた「テレビはダメそう…」
というわけで、別の業種に切り替えて、再度仕事探しをすることとなった。