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#18 最強ジェネラリストのキャリア戦略(仮説)

#18 2024/8/4~8/10の振り返り

スタートアップ創業期の醍醐味の1つに、自分の経験や専門性に捉われず、ジェネラリストとして幅広い仕事に携われることがあると思います。

自分自身でいうと、これまでの経験や専門性はカスタマーサクセスやマーケティングに寄っています。一方でReeluでは、プロダクトや採用、経理に近いことなども含め、資金調達以外のことは何でもやるスタンスです。

先週も1つ、また新しいチャレンジが始まりまして、個人としても会社としてもワクワクしているところです。

私は初めての仕事が大好きです。純粋に新しい経験をする面白さもありますが、情報を拾い集めて全体像を把握し、個人で成果を出すオペレーション作りから会社での全体設計へ落とし込んでいく過程にとても興奮を覚えます..!

つまり、自分で成果を上げるだけでなく、どうやって今の組織へ最適化していくか?という仕組み化が好きなんだと思います。さらには一度構築した仕組みを改善したり、新しく作り直したりといったことも好物です。

私の話から一般論に戻すと、スタートアップ創業期、特にビジネス職の正社員の方は、同じようにジェネラリストとして働くことが多いのではないでしょうか。

ジェネラリストの仕事はとても楽しい一方で、キャリアとしては難しい面もあるなと感じています。いわゆる「何でも屋」で終わってしまうと、数年で壁にぶち当たり悩んでいるケースを見かけるためです。

順調に企業が成長すれば、ジェネラリストが活躍できるチームから、専門性を持ったスペシャリストの集団に移行していきます。その時に自分自身のスタンスを変更できないと、「自分には専門性がない」と悩む、もしくは幅広く仕事ができないことでやりがいを感じづらくなることもあります。

色んな仕事をしていると、「特に自分に合ってるな」「成果を出しやすい得意分野だな」と感じる仕事もあります。その際に、ジェネラリストからスペシャリストに転向することもあるかもしれません。

(私の経験だと、そう思った瞬間はあれど、その領域の”神”みたいなスペシャリストに出会ってしまうと、自分が突き詰めるよりも神様を採用させていただいた方が成果に直結するなと思ってしまうことが多いですが・・)

急成長するスタートアップの場合、個人よりも会社の成長スピードの方が速いとも言われます。スペシャリストにならないジェネラリストは、どうすれば良いのでしょうか?

これは悩んでいる人の話も聞きながら、自分自身でも考え続けてきたことで、まだ答えが出ているわけではないのですが、現時点ではこのように仮説を持っています。

・個人で成果を上げることだけに注力したり、1つの仕事での自己成長に重きを置きすぎても、スペシャリストには敵わないことが多い。かといって本当に何でもやるだけの人になれば、ただの何でも屋になってしまう

・会社がまだ未熟で小さい時期から、幅広い仕事で個人で成果を上げ、さらには組織全体の仕組みへ落とし込む。そんな経験を積めるスタートアップ創業期のジェネラリストであれば、最強ジェネラリストになれるはず

・自分自身のキャリアと、事業&会社の成長は両方とも視野に入れるべきだが、基本的には事業や会社の成長にフォーカスしていれば良いと思う。自分が成長すれば会社は成長する、会社が成長すれば自分も成長するのが健全だが、正比例ではないしスピード感は異なる。自分だけでは何とかなるはずがなく、チーム戦である。個人のことを考えすぎても会社の成長には繋がらないし、考えなさすぎても壁にぶつかる可能性が高い。

答え合わせができるのは何年後でしょうか?また仮説がアップデートできたら書いていきたいなと思います。

それでは今週も頑張りましょう!


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石丸 香織



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