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活版印刷三日月堂/ほしおさなえ著
先月末車のエンジンがかかりにくくなり、慌てて近くのガソリンスタンドへ行き、バッテリーを交換して貰っている間に読んだのがこの本でした。
途中まで読んで続きが気になり、そのまま図書館へ行くとシリーズで6巻もあって!!
なんだか嬉しい気持ちでまとめて借りてきちゃいました。
『三日月堂にはいろんなお客が訪れるのですが、店主の弓子が拾い刷り上げるのは、誰かの忘れていた記憶や言えなかった言葉ー』
そう書かれた裏表紙の言葉が、読んでみるとふっと胸に落ちる物語たちです。
川越の小さな活版印刷屋「三日月堂」を舞台にした、言葉と心の温かさが伝わってほっこりじーんとします。
俳句や銀河鉄道の夜など出てくるのですが、あらめて言葉の美しさを感じます。
表紙を飾る三日月が入ったイラストも可愛らしくて素敵でした。