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鹿児島ー大阪 18きっぷ遠回りの旅 3日目

この記事は鹿児島から大阪まで18きっぷでの旅行記です。

ホテルを9:15ごろ出る。
最近はあまり見ない、なかなかのホテルであった。
褒めても罵倒になりそうな感じだから詳しくは書かないが、本当に「なかなか」だった。
こういうホテルもまあ、良いのではないかな?

ホテルを出て、9:35の鳥取行きに乗る。
今日はとにかく大回りして大阪に帰るのである。
寂しいなあ。
近くに境港があるため安定の鬼太郎推し。
ちなみに米子駅はねずみ男駅だそうだ。
それぞれの近隣の主要駅にはキャラの名前がついてて、おそらく境港が鬼太郎駅だろうな。
米子がねずみ男に指定されたのは何か意味があるのだろうか?

この時間、鳥取方面に行く人は少ないのか、2両編成の電車はほとんど人がおらず、快適快適!
シートもふかふかで居心地がいい。
2時間近くの旅をのんびり過ごすことにする。

このあたりの名所・名物といえば鬼太郎とコナンが最近の二大巨頭であろうが、近くに大山もある。
大山口駅があるためおそらく近くに大山があるんだろうが、残念ながら山には詳しくない為どれが大山がわからない。
おそらくあれか?というものを写真で撮ってみたが、たぶん違うだろう。

反対側には巨大な発電用と思われる風車が何基もたっており、海が近い事を思わせた。
海から近くにあのような高い山がいきなりあるなんて興味深い。
地理的・地質学的にもおもしろいジオパークがありそうだ。

海が見えてきた。

ここ3日ぐらい海近くの路線を走っているが、海や浜辺の荒々しい自然も素敵だが、街の向こうの海もなかなかいいし、変化があって面白い。

御来屋駅に着いた。
ここの駅舎は山陰線最古のものらしい。
御来屋である。「みくりや」の読みで思い出すのは「御厨」であるが、この「御来屋」にはどんな意味があるのだろう。
駅に降りたらわかることもありそうだけど、今回はパス。山陰は面白いので、もう少しゆっくり来たい。

由良駅につく。
ここがコナン駅だそうだ。
山陰は鬼太郎といいコナンといい、凄い怪物を産んだもんだと思う。

次の駅もコナンを全面に推していた。
青山剛昌先生も地域おこしに貢献していて、さぞ名誉に思われているだろう。
乗降客もなんとなく若い人が多いような・・・。
まあ、行ってみたくもなりますね。
ところで、鳥取砂丘はどこだ?

のんびり乗っていたが、鳥取大学前駅からきゅうに人が多くなる。
学生さんが凄く多い(そりゃ、ま、そうだ)
11:59鳥取駅着。


まあ、当たり前といえば当たり前だが、鳥取砂丘のそばは電車は通らないらしい。
なので「すなば珈琲」と「砂丘そば」で気持ちを盛り上げることにした。

どちらもなかなか美味しかった。
砂焼きコーヒーはしっかりとした味のあるコーヒーでしたし、砂丘そばも駅蕎麦としては出汁がきいてて美味しかった。

ただ、暑い。コーヒーも蕎麦も温かいものにしたため、汗がひかない。
汗びっしょりになりながら13:19発豊岡行きの電車に乗り込む。
エアコン強めで気持ちいい。
この路線は単線のようで、電車のすれ違いの為に駅に5分ほど止まることがよくある。
走っている時は「急いでいるのか?」と思うほどのスピードだが、駅に停まっている時はのんびり待っている。
この緩急がまた癒しになるのかもしれない。

この豊岡行きの列車には外せないスポットがある。
長いトンネルを抜けるとそこはあの有名な餘部駅である。


餘部はもともと鉄橋で有名なところだ。山と山を結ぶ海沿いの高い鉄橋。
私はつい最近、この鉄橋を下から眺めた。
下にある道の駅あまるべにはこの鉄橋の歴史が詳しく展示してある。
風や潮の影響が強く、保守が大変だったそうだ。脱線事故も起こしている。
しかし、この海辺の集落にはなくてはならないものだったのだろう。
丁寧に補修しながら使っていたが、危険とのことで細い鉄橋ではなく頑丈な鉄筋コンクリートの橋脚を持つ橋に生まれ変わった。
しかし、眺めが良く未だに鉄道好きを虜にする魅力があるようだ。


餘部ではたくさんの観光客が乗り込んできた。
そして、そのほとんどが城崎温泉で降りたのはなかなか面白い光景だった。
城崎温泉にきた時に餘部まで行きたかったのだが、家族に反対されて行けなかったことがある。
そうか、鉄道で行けば良かったんだ。
今度はそうやって行ってみよう。
餘部でも降りたいが、その隣の鎧駅も見晴らしが良さそうだった。
豊岡に15:52着。しばらく待って16:21発の福知山行きに乗る。
学生さんが多い。生活路線であることがわかる。

福知山には17:30着。
少し待って最後の乗り換え、18:11発大阪行きの丹波路快速に乗り込む。
ああ、日本の夕暮れよ。

もう後は日が暮れてゆき、線路の周りに家から増え、ビルが建ってゆき、大阪になるんだろう。

小さな駅の周りには民家があり、生活があった。
どの駅も魅力に溢れていて、降りておいでと手招きをしていた。
いつか時間に縛られない旅をしてみたい。
そんな事を思わせる今回の旅でした。


さあ、また仕事がんばって、次の旅の計画を立てるぞーーー!

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