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間違いの正し方
誰にでも間違いはある。
今回の記事はそれが前提になっているので「私、失敗しないので」という方には向かない。
誰にでも失敗や間違いは起こるものである。
そのうち命にかかわらない、ささいな間違いに対する対策のお話だ。
そして、今回のお話は間違いを起こされた方の対応の仕方というものである。
前提条件として
・間違いを起こされた。
・ほんのささいな間違いである。
・感情的にはちょっとむっとするけど、追及するほどのものではない。
なんてことがあげられる。
実を言うと、このようなささいなミスはほとんどお互いの確認不足だったり意思のすれ違いで起こるものだ。
なので、正直なところ間違いを起こされてしまっても「もしかしたら自分のオーダーミスかもしれない」と思って飲み込んでしまう。
気持ちはあまりすっきりせず少しのあいだ引きずったりしてしまい、精神衛生上よろしくない。
ということはその確認ミスを減らせばいいのだ。
確認することはほとんどの場合、注文された側がするべきことであると思う。
しかし嫌な思いをしないためにも注文した側も確認をしておいた方がいいのだ。
オーダーを繰り返すことが多いので、それをちゃんと聞いておくことはもちろんである。
しかし、ちょっとした工夫でお互いに嫌な気持にならずにすむ方法がある。
それはオーダーするときに少しカスタマイズすることである。
気が利く人ほどすべてのオーダーを滞りなく言う。
向こうが利く前に全てを済ませることができる。それは本当に素晴らしいことである。
ただ、ここでちょっとした工夫をすると間違いが格段に減るのだ。
例えばソースは聞かれるまで答えない。
ライスとパンもそうだ。
オーダーを受けた側はそれを聞く必要があるため注文をしっかり見ることになる。
そういう注意を引くことをしておくのだ。
私がそう思ったのはスタバの注文のときであった。
ワンモアコーヒーでカフェミストを注文したのである。
カフェミストは要はホットのカフェオレである。アイスはない。
「ホットですか?」そう聞かれた。
その頃はアイスもありな時期だったのだが、私はホットしかないカフェミストを頼んだので、お店の人が気を利かせて聞いてくれたと思っていた。
ところが出てきたのは単純なホットコーヒーだった。
口がカフェミストだったために大変がっかりした。
だが「ホットですか?」と聞かれたときに「カフェミストはホットしかないですよね?」と聞き返していればこのような間違い(意思のすれ違い)は起こらなかったのだ。
そしてもう一つ私は追加することにした。
カフェミストのミルクを豆乳にしてもらうようカスタマイズするのだ。
金額はワンモアでカフェミストをオーダーした時と変わらない。(今日やってきたから間違いない)
これでカフェミストを注文し損ねることはなくなるだろう。
これは間違いをされた方の対策である。
では間違いをしてしまった方の対策はどうするべきか。
当然ながら確認はしっかりとするべきだ。
そしてもう一つは流れ作業にしないことが重要だ。
そのためには必ず一か所流れに沿わないところを作るのだ。
確認するときに必ず見るべきところを作るというのも一つの方法。
鍵を閉めたか覚えていなくて心配になる人は利き手とは反対の手で鍵を閉めるといいんだそう。
また、指差し確認はミスを六分の一に減らすことができるという統計もある。
私は仕事上で絶対に間違えてはいけないところは必ず指差し確認をしている。
ちょっと間抜けに見えるかもしれないけど、それでミスをしたことはない。
特に歳を取ってくるととにかくいろいろな注意ができなくなってくるものだ。
自分で自覚をしてミスを減らすしかない。
仕事上での話だが、ミスをした人のほとんどが慣れたころに流れに乗ってミスをしている。
難しいことではないはずだが、注意をしていないのだ。
間違いやすい所、いつも躓くところはほとんど同じ。
だからこそ対策をとることが重要だ。
おそらくここまでしても世の中にミスは発生するだろう。
でも小さなミスであればお互いさまと許しあえる世の中がいい。
そしてその小さなミスの先には大きなミスが待っていることをみんなが自覚してやっていけばいろいろなところでうまく歯車が回ると思うのだ。
お互いに間違いは起こさないようにしましょうね。