猪頭香緒里-kaori.ito-

アスリート歴 プロスノーボード選手となり国内外で10年間活躍する。 結婚後、競輪選手へ転向。 2児を出産後、再び競輪選手へ復帰。 育児に奮闘しつつ、40代現役アスリートとして競輪選手を続けている。

猪頭香緒里-kaori.ito-

アスリート歴 プロスノーボード選手となり国内外で10年間活躍する。 結婚後、競輪選手へ転向。 2児を出産後、再び競輪選手へ復帰。 育児に奮闘しつつ、40代現役アスリートとして競輪選手を続けている。

最近の記事

終わりは始まり-26歳-

全国大会敗退に終わった2シーズン目でしたが、次のシーズンに向けての準備期間(オフシーズン)となりました。 昨年は、妹の家に転がり込む作戦でしたが、そう何度もお世話になることはできません。 帰る場所も無いので、信州に残り有名旅館で住み込みながら、冬のシーズンまでで働く事に決めました。 旅館での生活は、とても新鮮で毎日充実していました。 仕事は主にフロント業務でした。しかし、小さな旅館だったので、出来ることは全てこなしました。館内やお部屋の掃除、お客様へ接客、お布団を敷いたり

    • 全国大会-26歳の冬-

      45歳現役アスリート猪頭香緒里の自伝#5 スノーボードクロスのプロ選手を目指し、2シーズン目の冬に突入しました。 スノーボードクロスは障害物競走みたいな競技です。スタートからゴールまで、バンクやキッカー(ジャンプ台みたいなモノ)やウェーブ等のセクションが次々あります。 その中で、コース内にゲート(旗門)があり、決められたコースを最短だったりスピードが伸びるコースを選択しながら滑ります。 しかし、コース内を4人〜6人で同時スタートしゴールを目指して滑走するので、自分の滑りた

      • 準備期間-25歳のオフシーズン-

        45歳現役アスリート猪頭香緒里の自伝 #4 全国大会に出場できず、長く伸びた鼻を折られた私は、雪がとけて故郷の岡山へと帰っていきました。 帰った所で、帰る場所もなかったですが…。(親に勘当させられたので) しかし丁度その頃、私の7つ年下の妹が大学へ進学したこともあって、春から一人暮らしを始めていました。 住む場所のない私は、妹の家に転がり込むという作戦を思いつき、見事成功しました!! 当時、妹は迷惑だったと思いますが…(笑) 住む場所を確保したので、次にアルバイト先を探

        • 公式戦デビュー-25歳の冬-

          45歳現役プロアスリート猪頭香緒里の自伝 #3 トレーニングするゲレンデが、八方尾根スキー場と決まり、シーズン・インとなりました。 八方尾根スキー場は、ゲレンデのコースを覚えるまで、数日かかりました。 そして、その豊富なコースと斜度に魅了され、早朝からリフト営業終了まで、毎日滑り続けました。 ほとんど休みなく一日中滑っていたので、身体は悲鳴を上げていたはずなのに、楽しさのアドレナリンが疲労を上回り、疲れを感じない日々が続きました。 そして、レース感覚をつかむため、地区大

          つながり-24歳-

          45歳現役プロアスリート猪頭香緒里の自伝 #2 自分の進む方向が決まってくると、一歩が出やすい。 何をしなきゃいけないのか…そう考えた時、すぐに行動できるか出来ないかは、とても大事です。 当時、シーズンオフの間、次の冬に向けて、調べる事はたくさんありました。 プロになるには、どうすれば良いか。 スノーボードってどんな種目があって、私はどの種目のプロ選手を目指すのか。 基本的なことさえも知らず、進み始めました。 今はスマホなどのネット環境が当たり前にあるので、検索も凄

          限界から始まる-24歳の冬-

          45歳現役プロアスリート猪頭香緒里の自伝 #1 限界を感じる時ってどんな時なんだろう。 物理的な限界。心理的な限界。 大した運動歴もない私が最初にハマったのは、スノーボードでした。 大学生の時、冬が近づくと、テレビCMはスキー·スノーボード関連のモノが流れ、本屋に立ち寄ると、スキー·スノーボードの雑誌は一番目立つところへ置かれていました。 いわゆる、スノボーブームでした。 ブームに乗って、スノーボード始めると、たちまちそのスピード感に魅了されました。休日になればスノー

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