イラストエッセイ 四国水族館・龍宮の景で龍宮城を体感した!
2020年の秋、四国に初めてできた水族館、
四国水族館へ行ってきました!
お目当ては龍宮城伝説をテーマにした、
光と伝統芸術のアート空間「龍宮の景」を観るため。
JR線に乗って瀬戸大橋を渡り、JR宇多津駅から歩いて到着。
人がいない…と思いきや、水族館に着いてみると老若男女で大賑わい。
お魚たちの水槽を急ぎ足で観ながら進み
目当ての特別展示室は水族館の2階。
「龍宮の景」の看板が掛かる入口を一歩入ると青い海の底で
仏画で表現された美しい人魚が、
リュウグウノツカイや海月と泳いでいる図が明滅する光に妖しく映し出される龍宮の世界。
辺りには潮の香が漂い海の中にいる気分。
お馴染みの赤い竜宮城の門がそびえる広間では、光と切り絵のプロジェクションマッピングアートが色鮮やかに映し出される。
水族館に展示されている大小の魚たちや、海月の群れ、サンゴに桜の花が満開になったり、花火が打ち上げられたり自分が浦島太郎になって乙姫様から歓迎されているような感じ。
最後の方で金色の巨大な龍がお出ましになって金色の光をまき散らしながら、出し惜しみなく舞を舞う。
この龍に会うためにここに来ることになっていたのか?
と思うぐらいビックリして感動しました!
この美しいアートに抱きしめられて、
いつまでもこの世界に包まれていたいと思いました。
これはアートにみえて龍宮の真実の姿をあらわしているのではないか?
だからこんなにリアルに感じて感動するのだろう。
しかし帰りの電車の時間が迫り、テラスからの瀬戸内海の眺めとソフトクリームを堪能しつつ、四国水族館をあとにしたのでした。