2Dキャラを実写化!”ふわり”変身のプロセスを公開
フェスティナ・レンテ
SWCコミュニティメンバーのKaoriです。今回は、もはやSWCのアイドルと言っても過言ではない ”ふわり” を実写化するプロセスを公開します。
ふわりちゃんとは?
”ふわり”は、SWCメンバーのマスコットさんが作成したオリジナルキャラクターです。マスコットさんが創る「ハイパー起業ラジオ予習漫画」に登場し、ビジネスの基本を分かりやすく説明してくれる起業家の卵として活躍しています。
実写化のきっかけ
実写化のアイデアは、同じくSWCメンバーのnomaさんが制作したMV「ふわり、さらり」です。爽やかで素敵な曲に触発され、ふわりちゃんを実写化しようと思い立ちました。(なぜ曲→実写化なのかは、わたしにもわかりません!)
さて、ここからが本題です。二次元のキャラクターが現実世界に飛び出す瞬間、その驚きの変身プロセスを公開します。
Before After
まずは、ふわりの驚きの変身をご覧ください。上が2Dイラスト(アバターバージョン)、下が実写化されたふわりです。
ヘアスタイルがきちんと再現できなかったのが残念ですが、、、AIの力を駆使して実現したこの変身には満足しています。可愛らしさはそのままに、現実世界に飛び出してきたかのようなリアルさを感じていただけるでしょうか。
それでは、この魔法のような変身を可能にしたプロセスの詳細に迫っていきます。AIツールを駆使した6つのステップ、その舞台裏をお見せしましょう。
1:参考資料の準備
まずは、Kn1ghtでふわりの画像をスクリーンショット
(こちらのオリジナルアバターはSWC内の企画で誕生したもので、メンバーに共有していただいてます)
このスクリーンショットを、参考資料として使用します。
2:AIによるプロンプト作成
資料が用意できたら、PerplexityというAIツールを使用し、実写化のためのプロンプトを作成します。(ここで使うツールはClaudeやChatGPTなどでも構いません)
このプロンプト作成が一番の難関かもしれません。わたし自身もまだ最適解は見つけられていないのですが、今回とった方法をお伝えします。KLINGというAIツールで画像生成をするので、KLINGに適したプロンプトを作成できるように、Perplexityの「コレクション」という機能を使います。
(ChatGPTでしたらGPTsでOK)
KLINGにはどんなプロンプトを入力するとイメージ通りの画像ができあがるのか、それを理解しておくことが重要です。KLINGが公表しているガイドがありますので、そちらに目を通していただくと良いと思います(わたしも全て理解してるわけではありませんが、、、)
こちらは一部抜粋したものになります。
このスクリーンショットをお好みのAIツールに読み込ませ(わたしはClaudeを使用)、和訳・要約をしてもらいます。それを先ほどのPerplexityのコレクション ”AIプロンプト” 部分に入力します。こちらはわたしが作成したプロンプトですが正直、最適とは言えません。今後も実験を重ね修正していく必要があります。参考までに掲載しておきますが、あまり信用しないでください。
この作業が済んだら、プロンプト作成に移りましょう。
まずは「添付」のところに先ほどのスクショを貼ります。プロンプト=文章なので「作成」モードがおすすめです。
最初の質問は、「この画像の女の子を実写化したい!」程度で大丈夫です。その後はPerplexityが順番に質問をしてくれるので、その都度答えていきます。
繰り返しになりますが、この方法は時間がかかる上に最適とは言えません。ですが、それなりの結果は得られます。あくまでも方法のひとつとして捉えておいてください。
プロンプトが完成したら次のステップに移ります。
3:画像生成
KLINGを使用し、実写風のふわりを作成します。初めからイメージ通りの結果になることはないと思ってた方が良いでしょう。気になる箇所があれば、その都度AI(この時はPerplexity)と相談しながらプロンプトを修正していきます。今回は6回目の生成で成功しました。
ということで、最終的に選んだのはこちらの画像。初めと比べるとかなり実写風になったかと思います。
このままでも充分可愛いのですが、まだまだ人工的な感じが否めません。
次のステップに移ります。
4:高画質化
KREAというツールのEnhance機能を使用し画像をアップスケールします。これは偶然でしたが、この作業でかなり人間に近づきました。
髪や肌、服の質感が一気に変わりました。かなり現実味を帯びてきたのではないでしょうか。しかし、一点気になることが。瞳の色がブルーなので外人ぽさが強くなってしまいました。(実際オリジナルふわりは瞳がブルーなので問題はないのですが)瞳の色を修正するため次のステップへ移ります。
5:細部の調整
FreePikというツールのレタッチ機能を使用し、瞳の色を調整します。
欲を言えばピアスの質感もリアルにしたいところでしたが、フリープランで使用していたため、クレジットがなくなり断念しました。(後日試せばできたと思います)
ここで終了しても良いのですが、せっかくなのでもうワンステップやってみましょう。
6:動画化
再びKLINGを使用します。プロフェッショナルモードで10秒間の動画を生成しました。
かわいいですね。髪の動きも自然です。頬が若干、不自然に感じますが概ね成功といえます。せっかくなので失敗作も掲載しておきます。
これ自体はそこまで悪くはありませんが、キャラが変わってしまった(+年齢もアップ)ので失敗です。
以上が、実写化までのプロセスです。今回使用したツールは次の4つ。
Perplexity(Proプラン)
KLING(スタンダードプラン)
KREA(フリープラン)
FreePik(フリープラン)
Perplexityのコレクション機能(=AIプロンプト)は有料プランのみとなりますのでご注意ください。こちらのリンクから登録すると、通常$20のところを初月$10で使用できますので、試してみたい方はぜひどうぞ。
https://perplexity.ai/pro?referral_code=QZI3YQRV
KLINGはフリープランでも画像生成だけなら十分使えます。ただし、動画化する場合はProfessional Modeで生成した方がクオリティは上がりますので、そのためには有料プランに入ることをお勧めします。(時々、割引キャンペーンをしています!)
まとめ
AIツールを活用することで、2Dキャラクターを実写風の動画にまで発展させることができました。このプロセスは、クリエイティブな作業におけるAIの可能性を示すものだと思います。今後も技術の進化に注目しながら、新しい表現方法を模索していきたいと思います。
最後に、この実写化プロジェクトにご協力いただいたコミュニティメンバーの皆様に感謝申し上げます。今後もSWCでの活動を通じて、さまざまな創造的なプロジェクトに挑戦していきたいと思います!最後までお読みいただき、ありがとうございました。また、次の記事でお会いしましょう!
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