私の好きなデ・ニーロ
デ・ニーロと言えば「タクシー・ドライバー」だろ、常識的に考えて…と思いつつ。
あえて、あまり有名じゃないけど大好きな「フローレス」を推してみます。
あらすじfrom Wikipedia
ニューヨークのとあるアパート。そこに住む元警官のウォルトは保守的な性格だったため、同じくそこに住んでいるドラァグクイーンのラスティとは口喧嘩ばかりしていた。そんなある日、マフィアのチンピラが組織の金を盗んで逃げてくる。チンピラは恋人と共にラスティの部屋に隠れるも、すぐに組織の手下に発見され、銃撃戦の末に射殺されてしまう。一方この銃撃戦の際、現場に向かおうとしたウォルトは脳卒中で倒れてしまい、右半身が麻痺してしまう。これによりウォルトは自殺を考えるほど絶望するのだった。そんな彼に医師たちは、言語回復のリハビリのために歌を習うことを勧める。そこでウォルトは、ラスティに歌を教えてくれるよう頼む。こうして二人の歌のレッスンは始まる。そして、それまで仲違いしていた二人の絆は次第に深まっていくのだが、彼らに組織の魔の手が忍び寄っていた…
さて、脳卒中後の演技はさすがの一言につきるのですが、ドラァグクイーンのフィリップ・シーモア・ホフマンとのやりとりが最高オブ最高なのです。
新旧演技派二人による演技合戦は見応えありまくりです。
フィリップ・シーモア・ホフマンと言えば「ダウト」でメリル・ストリープとも演技合戦なさってましたな…
あちらは、なんもやりきれない気分になる映画でしたが、「フローレス」は大丈夫、楽しい映画です!
ただね、2000年の映画なのでLGBTの描き方としては類型的でやや古い感じ。
最近そのあたりはハリウッドもずいぶん変化しているので、今見たら気になるかも。
あと、主演じゃないけど「未来世紀ブラジル」のデ・ニーロは、美味しいとこ持ってったよね(笑)
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