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No.4 急な仕事の方針変更!その時あなたは。

何か新たな行動を始めると、様々な心の動きがあらわれますね。noteを書き始め4日め。

「苦手なのに無理したり頑張る時代じゃないよ」とか、「私は文章より声で伝える方が得意だからVoicyにお引越ししよう」とか、「言葉にできないことに美しさってあるよね」とか。逃げる理由がいくつも思い浮かびます。まぁ、こうもスラスラと逃げる理由が出てくるので、かえって面白くなってきた感じもあります。もうちょっと続けてみよう。


さて、今日から、ビジネスリーダーが遭遇しがちな場面や課題をとりあげ、EQが高いリーダーと未開発なリーダーの対応の違いを、EQの4つの能力に照らし合わせて示していきます。

EQの4つの能力とは、以下です。

【対自己の能力】
自己認識
:感情を含む自分の内面の状態、価値観、信念、直感および自分の行動のパターンや他者に与えている影響に関する認識
自己管理:感情を含む自己の内面の状態、衝動、リソースを適切に扱うこと

対他者の能力】
社会的認識
:関係する人の心情への思いやりや共感
人間関係管理:他者との良好な人間関係をマネジメントする能力

(ダニエル・ゴールマンモデルをしあわせリーダーズが加筆編集)


あなたならどうする?

変化への対応:「急な仕事の方針変更が上から降ってきた!」


状況

新しいプロジェクト管理システムの導入が決定し、チーム全員が新しいツールに順応しなければならない状況。多くのメンバーはシステムの複雑さに不安を感じ、慣れるまで時間がかかることを心配している。

あなたならどちらを言いがち?
A:「このシステムはすぐに慣れるよ。大丈夫。とにかく早く進めよう!」
B:「新しいシステムは大変かもしれないが、サポートをしっかりしていくので、質問や不安があれば教えてください。」
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A:「このシステムはすぐに慣れるよ。大丈夫。とにかく早く進めよう!」

一見、メンバーを安心させて良いようにも見えますが、このリーダーは「社会的認識」(他者の心情への思いやりや共感)が未開発かもしれません。メンバーの不安や戸惑いを汲み取ろうとしないことで、メンバーはサポートを感じられず、結果的に適応が遅れ、パフォーマンスが低下する可能性があります。また「大丈夫」とは、実はリーダーが自分自身に言い聞かせて落ち着こうとしているだけ、つまり「自己管理」が未開発なのかもしれませんね。


B:「新しいシステムは複雑で不安に感じている人もいることでしょう。サポートをしっかりしていくので、1 on 1で話し合っていきましょう」

この例は「社会的認識」で相手の心情を察し、言葉にすることで理解している姿勢を示し、さらに自分の支援の意思を表明するなど「人間関係管理」能力が高く信頼を築いています。さらに、リーダー自身も「自己認識」「自己管理」が高く、まず自分自身のストレスに気づき、管理し、自分の心が穏やかで他者が話しかけやすいような環境をつくっているようにもみえます。その結果、メンバーは安心感を持ち、自分ひとりで問題を抱え込もうとせず、また、他者の支援も得てシステムの導入もスムーズに進む可能性が高まるでしょう。


いかがでしたでしょうか。


今日も最後までお読みいただき、心より感謝いたします。

今日も頑張るビジネスリーダーのみなさんに、何かはたらく幸せのヒントになれば幸いです。




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