
No.3 中学生にもわかるEQの定義
こんにちは!
しあわせリーダーズ朝野です。
EQを語る前に、そもそもEQは何かについて触れておきましょう。
EQってそもそもなぁに?
前回、EQ(エモーショナル・インテリジェンス)は、
仕事を通したしあわせに直結する能力、と書きました。
でも「能力」と呼ぶのには、実は個人的にはしっくりきていません。
かといって、スキルというと、表面的なテクニックをイメージしてしまいますし、マインドと呼ぶと、なんだかふんわりしてしまいます。
なぜなら、私の中ではこんな定義をもっているからです。
EQとは、
自分や他者を、心を持った人間という存在としてみる人間観のもと、
「ともにウェルビーイングに生きる」という生き方を含んだ、
自分と他者の心についての認識と活用に関する知性
うーん。性質と意味とがごっちゃになっており作成途上です。
今日のところは、EQとウェルビーイングは関係してそうだな、とか、
なんとなく言いたいことをくんでいただいたら幸いです。
(読み手に甘えすぎですね、、スミマセン)
私の主観はいったんさておき、
ここでは、学術的で、かつ一番わかりやすい定義を引用します。
自己と他者の感情を観察し、見分け、
その情報を使って自分の思考や行動を導く能力
The ability to monitorone's own and others' feelings, to discriminate among them, and to use this information to guide one's thinking and action.
学術的な定義は、正確だけどわかりにくいという難点があります。
わかりやすい言葉に言い換えれば、
自分やまわりの人の気持ちに気づいて、
それがどんな気持ちなのかをちゃんと理解して、
その気持ちをうまく使って自分の考えや行動を決める力
となります。
EQ(Emotional Quotient)は、米国の心理学者のピーター・サロベイ(つい先日までイェール大学の学長をされていました)、ジョン・メイヤー両博士によって1990年に提唱された概念です。その後、科学ジャーナリストだったダニエル・ゴールマン氏(米国心理学者)が「Emotional Intelligence (邦題:こころの知能指数)」を出版して広く紹介、世界的に大ベストセラーになりました。
世の中から、
「頭の知性だけではない、心の知性が大事! 自分やまわりの気持ちを大切にしたいもんね!」と共感を呼んだわけですね。今から約30年前、私もEQに出会って心が躍ったことを覚えています。
さて、明日からは、ビジネスリーダーが遭遇する場面や課題をとりあげ、EQが高いリーダーと未開発なリーダーの対応の違いを示していきたいと思います。
場面のイメージは例えばこんな感じ。
変化への対応「急な仕事の方針変更が上から降ってきた!」
複雑・不確実な環境でのリーダーシップ「不確実な状況。リーダーとしてどうふるまう?」
失敗からの立ち直り「プロジェクト失敗!その後どう立て直す?」
前向きな機運づくり「最近チームが沈んでいるような。どうやってチームを前向きに保つ?」
取り上げて欲しい場面のリクエストいただけたら嬉しいです!
本日も最後まで読んでいただき、心より感謝します。
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