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No.10 成長マインドセットのレバーを押す!


成長マインドセットの塊だな、この人は

滋賀県でのお仕事の前日、実家の岐阜に少し寄りました。
朝からキッチンで何をしているかと思ったら、来年の免許更新に向けた試験勉強。今年84歳になる母ですが、明るく前向きで向上心があり、わが親ながら本当に頭が下がります。

(写真掲載に本人の承諾済み)

『能力は生まれつき決まっているものではなく、時間をかけて向上させることができる』という信念は「成長マインドセット(growth mindset)」と呼ばれます。私の母はまさにそのお手本だと思っています。成長マインドセットを持つ人は前向きに挑戦し、失敗から学びながら成長していきます。そして、母の姿を通じて、そうした姿勢が他者にポジティブな影響を与えることを実感しています。

リーダーは、メンバーに良くも悪くも大きな影響を与える存在です。自分自身のマインドセットに気づき、意識的に良い方向へと変えることも、EQ(エモーショナル・インテリジェンス)の重要なスキルです。

ということで、本日の「ビジネスリーダー×EQの4つの能力」シリーズ、テーマは成長マインドセットです!

あなたならどうする? 成長マインドセット

状況:これまで自分のやり方で成功を収めてきたが、難易度が高い新しいプロジェクトで壁にぶち当たっている。成長するために自分自身が変わるべきか、それとも自分のやり方を維持するべきかで悩む。


A:「今までの方法で成功してきたんだから、自分自身を変える必要を感じない。それに実際のところ自分自身を変えるのは失敗のリスクが高いんじゃないかなぁ」
B:「少し大変だけど、この壁は自分自身が成長するチャンスかもしれない。自分もまだ成長できるとはずだし!」

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A:「今までの方法で成功してきたんだから、自分自身を変える必要を感じない。それに実際のところ自分自身を変えるのは失敗のリスクが高いんじゃないかなぁ」

挑戦には失敗のリスクがついてくるものです。どの程度の挑戦なのか、この文章からはわかりませんが、挑戦を避け、失敗を恐れることが多いののだとしたら、このリーダーはEQが未開発かもしれません。EQの4つの能力で解説してみましょう。

  • 自分の固定的なマインドセットに気づいていない(「自己認識」):自分の思考パターンに気づけるのもEQの能力のひとつですが、このリーダーは気づいていないようにみえます。

  • 自分の思考パターンを変えることに抵抗している(「自己管理」):難易度が高い、成長する可能性を閉ざしてしまっている。また、失敗や変化を恐れて新しい挑戦を避けており、自分の思考パターンを変えることに抵抗しているため、「自己管理」も低い。

メンバーはリーダーの成長に対する姿勢に不信感を抱き、変化を受け入れることが困難なリーダーのもとで、自分たちも挑戦や成長を避けるようになる可能性があり。結果として、チーム全体の成長が停滞し、チームのポテンシャルを発揮する道も閉ざされてしまうかもしれません。


B:「少し大変だけど、この壁は自分自身が成長するチャンスかもしれない。自分もまだまだ成長できると信じているし!」

  • 自分の成長マインドセットに気づいている(「自己認識」):EQが高いリーダーは、自分の思考や感情を認識しています。

  • より良い結果につながる行動を選択している(「自己管理」):失敗への不安を管理したうえで、挑戦し続けることを選んでいます。

メンバーはリーダーが自分自身の成長に積極的に取り組んでいる姿を見て、自分たちも成長できるという信念を持つようになるでしょう。信念は周囲の環境におおいに影響を受けます。チーム全体が挑戦を受け入れ、個々のスキルを磨き、新しいプロジェクトにおいても成功する可能性が高まる、そんな影響を与え合うチームを作りたいですね。


最後までお読みいただきありがとうございました!



弊社では様々なEQプログラムを通して、しあわせに成果を出すリーダー育成、チームづくりをご支援しています。ぜひお気軽にお問合せください。

しあわせリーダーズ合同会社
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