
No.14 世界レベルのEQをお持ちの方といえば、オータニさん!
追い詰められた!? 状況で大谷さんが答えたこと
大リーグのプレーオフ地区シリーズで、
パドレスに地区シリーズ突破に王手をかけられた10/9の試合後、大谷選手は、報道陣の取材に応じこう答えています。
メディア「初のプレーオフで驚いたことなど、ここまでの感想は?」
大谷選手「まずは、ここでできていること自体に感謝したいですし、ここまで健康で野球ができていること、きょうもしっかりプレーできたことにまずしっかり感謝したいなと思うので。あすに向けて、またしっかり調整して頑張りたいなと思っています」
メディア「後がない戦いだが、個人としてもチームとしても、いちばん大事なことは?」
大谷選手「もう2連勝すればいいゲームだと思っているので。後がないとかっていう感覚自体が、今の僕には特にないかなって思うので。うん。もう2連勝すればオッケーって、そういうゲームだと思ってます」
上記リンクを開いて、全文を読んでいただくととても面白いのですが、「後がない」「追い込まれている」と記者があおる中で、その見方にひっぱられることなく、大谷選手はきっぱりと自分の見方を示しています。
EQ(エモーショナル・インテリジェンス)の魅力について、具体的なイメージをもってもらいたいので、これまでコツコツ書いておりますが、誰もが知る方の例を挙げた方がEQの魅力が伝わるかな?
大谷さんのEQの高さを解説してみよう!
ということでEQの4つの能力に照らし合わせて、大谷選手のEQの高さを紐解いていきますね。EQの4つの能力とは以下のとおり。
自己認識:感情を含む自分の内面の状態、価値観、信念、直感および自分の行動のパターンや他者に与えている影響に関する認識
自己管理:感情を含む自己の内面の状態、衝動、リソースを適切に扱うこと
社会的認識:関係する人の心情への思いやりや共感
人間関係管理:他者との良好な人間関係をマネジメントする能力
大谷さんは、
自分の状態を冷静、客観的にとらえている(自己認識)
自分の感情を感じつつも飲み込まれていない。うまくいかない状態からの立ち直り(レジリエンス)が高い(自己管理)
感謝を通し、足りないことに意識を向けるのではなく、既にあるリソースに意識をむけている(自己管理)
状況を客観的にみたうえで、前向きに未来を見る視点を選び気持ちを切り替えている(自己管理)
自分の発言がチームに与える影響を理解した上で、適切な発言を選んでいる(社会的認識、人間関係管理)
素晴らしく高いEQ能力を発揮していますね。
先週の金曜日、お昼休み時間中にこのインタビューをみながら、彼のずば抜けたEQの高さに感動したことが伝わったでしょうか?
大谷さんのEQがもし低かったら、、、
では、大谷さんが、仮にEQが低かったらこのインタビューはどうなっていたでしょうか(質問の出典は上記記事より)
メディア「次の試合でプレーオフが終わってしまうかもしれないが?」
大谷選手「や、やばいですよね。本当にやばい。プレッシャーに押しつぶされそうです・・・」
メディア「後がない戦いだが、個人としてもチームとしても、いちばん大事なことは?」
大谷選手「後がないとか、そんな決めつけしないでください!(怒)」
メディア「ここから逆転する自信は?」
大谷選手「負けた直後に自信と聞かれても、正直思いつかないです」
こんなやりとりになるのではないでしょうか。
EQは生まれつきか?
私はにわかファンですが、大谷選手の魅力は、ずば抜けた野球の才能だけでなく、こうしたEQの高さがファンを魅了していると感じます。昔からの大谷選手ファンに聞いてみたい。彼は生まれつきEQが高かったのでしょうか?
おそらく答えはNO。高校生のときに書いたマンダラチャートをみても、当時から彼の人間性、EQの高さは伺えますが、活躍の場を世界に広げる過程でさらに磨いていったものと思われます。
EQは、生まれつきではなく、後天的に高められる能力です。
大谷さんを目指して、私も鍛えてまいります!
みなさんも、身の回りの素敵な人を観察してみてくださいね。きっとその方のEQは高いはずです。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました!
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