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ホロスコープでお仕事探しま表ほか

2017年6月にTwitterへ連投したものの再録です。当時のリンクはこちら

「ホロスコープでお仕事さがしま表」 

きのう帰り道で、あるひとと話した後「元を取る」って何だろうね、と考えている。占いの勉強をして、占いの講座や教室に通って、それで占い師にならないひとはなぜそんなに不思議がられるのかと思って。「占いの講座や教室に通うひとは皆占い師を目指しているのだろうと思われている問題」

「講座へ通うひとは皆さん占い師を目指しているのだろうから、自分を知りたい程度の私が行ってはいけない(ついていけない・邪魔になる・きっと話が合わない)のではないだろうか?」と行く前から思う問題。「元を取る」という言葉もその話の中で出た。

で、「何をどうしたら元を取ったことになるのか?」と考えていたのだ。受講料を払って占いを習って、そして職業占い師になって鑑定料から経費と税金保険料を引いた後に残ったお金が受講料を上回ったら「元を取れた」ということになる?

自動車学校の元は取れた? 高校大学に払った学費の元は? 「払ったお金以上のお金を稼げた」を「元が取れる」の基準にしたら、大抵の「習って身につけたこと」ってなかなか元が取れるものではないと当番は思うよ。だけど「このお金で身につけたことで長期間楽しむことができる」が基準だったら?

洋服だったら「いくらで買って、あのときも、あのときも、あのときも着た。似合っていると褒められたし、楽しかったから元は取れたな」という発想をする。「占いを習って占い師にならなかったら元が取れない」は「運転を習ってタクシードライバーにならなかったら元が取れない」のように私には聞こえる。

自分が自分のために車を運転してどこにでも行けるようになったことは「習ったことを役立てている」に入らないのか? 料理を習ったらレストランを開かなければ「元が取れない」か? 自宅で食べる日々の料理がおいしくなることは「元が取れた」ことにならないのか?

かくいう私は単発講座以外の占い教室に行ったことがない流浪の独習者なのだが(でも近年中にホラリーを習いに行きたくて資金とスケジュールの調整に励んでいる)

「元を取ろうとすること」や「学んだことを必ず稼ぎに繋げようとすること」を否定はしないよ。稼ぎと言って聞こえが悪ければ「学んだことを必ずや社会に還元して、他人のために役立てて、それでいくばくかのお金をいただいていこう」という姿勢を否定はしないよ。でもそれだけが「元を取る」なのか?

ちょっとこれを見てほしい。NHKの「ニューベンゼミ」という高校生向け番組に出てきた「お仕事さがしま表」を当番がアレンジした「ホロスコープお仕事さがしま表」だ。元の「お仕事さがしま表」は3×3=9マスで、ひとつの好きなことから8の仕事を考える表だった。それを12マスにしたのがこれ。

この表の真ん中、大きいマスに「占いを」「占いで」と入れてみてよ。そして周囲の12マスひとつずつに入っているキーワードと繋げてみて。「占いを」「調べる」。「占いを」「率いる」。そして「占いを率いるってどんな仕事だろう?」 と考えてみて。そして「占い師」はこの中のどのマスに入る?

ニューベンゼミの「お仕事さがしま表」は自分の「好き」や「得意」と、これからの自分の人生と、自分を取り巻く社会や他人をどう繋げようか?ということを考える表で、同時に「進路というものは一本道ではないよ」ということを教えている表。占い・自分・社会の繋げかただって一本道ではない筈。

物のついでに当番の歴代12分割表も見てやってくれ

物のついで2(女教皇は単なるラクガキであり内容には関係がない)

お仕事さがしま表×四角いホロスコープ12分割メモ、書き直したよ。お仕事さがし・企画立案版と、ツール・グッズ考案版の2枚。使いかたは「中央の大マスにテーマを記入」「テーマ×12のお題から考えたことを周囲のマスに記入」「12個揃えたら『やりたい』『できそう』なマスにマルをつける」

番号と星座マークが入っているけど「太陽蠍座はこれをしろ」「太陽4ハウスはこうしろ」という指定では「ない」からね。12方向に考えを広げるのが先。広げてから「やりたい」「できそう」を探すのが次。自分のホロスコープとの紐付けは最後でいい。

ひとつの紙面を分割していって小さなスペースに短いメモを書き入れるタイプのメモ法で四角いホロスコープ12分割メモに似たようなものがあるかな…既に類似品が沢山ありそうな(マンダラチャートにも似てるし)、と思って検索の旅に出た。16分割メモってあるのね。やっぱりタテタテヨコヨコで区切る。

16分割メモは紙面をタテタテヨコヨコで16のセルに分割し、横書きなら左上端のセルに日付とテーマを入れる。残りのセルへテーマに沿った短いメモを書き入れていく。つまり15件のメモが書ける。四角いホロスコープ12分割メモは紙面をタテタテヨコヨコで16分割した後、中央の4セルを結合する。

四角いホロスコープ12分割メモでは、紙面をタテタテヨコヨコ(4列の4行)で16セルに分割したあと、中央の4セルを連結して大きなセルを作る。この大きなセルに日付とテーマを書き、周囲の12セルにテーマに関連するメモを書く。12のセル同士の関係はサイン同士ハウス同士の関係と同じ。

ホロスコープ12分割メモには、16分割メモと違って小セル同士に関連性がある。1番と7番、4番と10番はオポジションの1対だし、1番5番9番、4番8番12番でトラインになる。このあたりはサインやハウスと一緒。対や組になるセルのひとつを埋めることができたら、その仲間のセルも埋められる。

「対や組になるセル同士のひとつを埋めることができたなら、他のセルも埋められる」これは例えば1番「ホンネ」のセルを埋められたなら対向の7番「タテマエ」のセルにはその反対のことを考えて記入すればいいよね、ということ。10番「公的」と4番「私的」。5番「王道」と11番「ニッチ」。

四角いホロスコープ12分割メモで「お仕事さがしま表」だけど。当番はですね、ここに「既に存在する組み合わせのお仕事」だけでなく「まだ存在が確認されていない組み合わせのお仕事」もじゃんじゃん入れていってほしいと思っているのです。今ある仕事だけが仕事ではないじゃん?

「四角いホロスコープ分割メモ」はコマの位置ごとの意味を覚えれば用途無限大。タテタテヨコヨコ16分割したら、真ん中の4コマを連結して大テーマを入れる枠にするだよ。Excelでもいいし、紙を折って作ってもいい。マスごとにカードを置いて最後中央コマにもう1枚置けばホロスコープスプレッドだよ。

【追記1】
NHKの「ニューベンゼミ」は高校生向けの学習指導・進路指導番組。2017年当時にはNHKホームページに公式サイトがあったのですが、2023年現在はもう削除されてしまっています。ゆえにニューベンゼミの元祖「お仕事探しま表」を見ていただくことは叶わなくなりました。あれに偶然出会わなければ、当番の「ホロスコープでお仕事探しま表」は生まれなかった。ありがとうニューベンゼミ。その節はお世話になりました。

【追記2】
モーメントまとめに入れなかった12分割メモ関連ツイートを以下に貼っておきます。

12個ひとそろいでのネタ出し、ブログ進水式の準備でも使っていました。2枚目の画像は今書いた12分割枠に12ネタリストを並べたもの。数人集まってのサイコロトークにも使えるよ。12面数字ダイスかサインダイスを振って出目で話ーす!(2017年4月7日のツイート。「ブログ進水式」は「ブログの書きかた続けかた」がテーマの講座)

ホロスコープで12分割メモ、ひとつのテーマを常に12方向(6軸)で検討する練習になる。対向のセルが1対の意味になっているので、思いつきやすい側を先に埋めておき、「その反対」を考えることで対向セルを埋められる。自分がいつも真っ先に考えることは何か、見落としやすい要素は何かがわかる。

12分割メモは、大まかに言って2通りの使いかたがある。ひとつめは、あらかじめハウスの意味に沿った12の小テーマ(幹事特権、自己資金、告知、場所、目玉イベント、下準備、相棒、融資、展望、日時、訴求対象、後始末)を決めておいて、その小テーマを手掛かりに案を出していく方法。

もうひとつは、メモ付箋に思いつく限りの案を1枚1案で書き出しておき、ある程度溜まったら「これは1室の項目、これは2室の…」と振り分けていく方法。空室ができてしまっても構わないし、1箇所に付箋が集中しても構わない。振り分けた後で、空室の小テーマについて改めて考えればいい。

なお、サインで考える方法もあるます。年間計画や12週計画で何かするときに、各セル(年間計画なら1ヶ月、12週計画なら1週間)に牡羊座から魚座までのテーマを宛てるの。未来の計画だけでなく過去振り返りにも使えるにょん。全12回の連ドラやアニメ的に考えて、サブタイ付けていくのも一興。

あと、裏技。自分の頭じゃなくてランダム性に頼る。タロットでもいいし好きなオラクルカードでもいい、使い慣れているならアストロダイスでもいい、1セルごとにカード引くか、ダイスを振ってそこからアイデア出していくの。吉・凶で考えずに、ただ出たもの「みたいにする」ことを考える。

四角いホロスコープで12分割メモは、「オズボーンのチェックリスト」みたいなのを占星術で作れないかな、と思って作った。最初は10天体で10のチェックリストにしようと思っていたのだけど、最終的に12マスのホロスコープ枠を利用したものに落ち着いた。

「オズボーンのチェックリスト」は読書猿さんの『アイデア大全』からの孫引き。読んでみて「あ、この『オズボーンのチェックリスト』と全く同じではないけど似たようなこと、いつも占星術でやっているな?」と思った。

「オズボーンのチェックリスト」は、あるテーマについて

「他の用途に使えないか?」
「他の方法を応用できないか?」
「形や色を変更したら?」
「大きくしたら?」
「小さくしたら?」
「代用できないか?」
「並べ替えたら?」
「逆にしたら?」
「組み合わせたら?」

の9つの点から検討する。

「大きくしたら?」「小さくしたら?」「逆にしたら?」あたりで「木星、土星、天王星だな!」と思ったんだ。そして、ちょうど9個あるから、太陽にチェックを入れる9天体リストにならないかなと思いついたんだけど、うまくハマらなくて。12ハウスか12サインで考える方がラクだったんだ。

本家オズボーンのチェックリストでは、私は「他用途への転用」、「他の方法の応用」、「大きくする」、「小さくする」、「逆にする」、「組み合わせる」をよく使っている。

本家オズボーンのリストにはうまくハマらなかったけれど、私が個人的に使っている10天体チェックリストはこんな感じ。

(あるテーマについて)
月・繰り返せ
水星・訳して
金星・デコって
太陽・投げかけて
火星・ツッコんで
木星・広げて
土星・縮めて
天王星・逆にして
海王星・ボケて
冥王星・やり尽くして
(「オズボーンのチェックリスト」についての連続投稿は2017年3月27日)

いま単品画像がストックになくて済まぬのだけど画像↓の向かって右下にあるイベント企画の12マスメモが幹事・主催初めてやる人の備忘録としてお役に立つかもしれない。帰宅したら単品画像出します

イベント企画や主催をやるとき、当番自身が考慮する12のポイントです

「12」の数字でピンと来る方も当番TLには多いかと思います。このイベント企画備忘録一覧表はホロスコープのハウスをベースにしています。

ハウス対応の解説

1ハウス(幹事の俺得ポイント・開催の動機)⇔7ハウス(参加者の中で幹事に協力してくれそうな人)

2ハウス(その企画に必要な経費は何円?)⇔8ハウス(参加者から何円ずつ貰える見込み?)

3ハウス(イベント告知どうする)⇔9ハウス(参加することで広がる可能性とは)

4ハウス(会場どこにすんのよ)⇔10ハウス(締切いつまでにすんのよ)

5ハウス(企画の目玉は何にすんの?)⇔11ハウス(その目玉企画でどんな人たちを呼びたいの?)

6ハウス(どんな下準備が必要なのか)⇔12ハウス(二次会やアフターサービスの手配が必要か)

「前年の幹事からの申し送り事項」を6ハウスに入れておいてもいいと思うわ。「来年の幹事への伝言」は「アフターサービス」の一環で12ハウスへ格納(来年の幹事が作る備忘録で6ハウスに充当される)

幹事が自腹を切る費用は2ハウス、資金を出してくれるスポンサーがいたら8ハウスに格納

このホロスコープがベースのイベント企画表、奇数偶数で分けてみてもいいと思う。より現実的で具体的な準備に関係あるのは偶数ハウス

経費は何円
会場はどこ
下準備は何が必要
会費の設定
締切いつまで
アフターサービスどうするの

より精神的で、モチベーションの維持に関係あるのは奇数ハウス

自分が主催する意義は
どうやって開催を知らせよう
何をメインイベントにしよう
誰に協力を仰ごう
この企画でどんな可能性を開けるだろう
どんな人に来てもらいたい/来てもらえるだろう

主催や幹事をひとりでやる場合にもこの表は使えるし、複数名で分担する場合も「決める必要があること」を一覧にしてある方が仕事の割り振りをしやすいよ。

あ、あとこれ。画像出すと言って忘れてたイベント企画チェックリスト単品!これ2019年の #占いクラスタおとなの自由研究会 発表者用テキストに載せたものなので「占いをテーマに企画を作るなら」前提でできていますが、目的がオフ会ならオフ会、イベントならイベントでいくらでも調整可能です。

(イベント企画用12分割チェックリスト関連ツイートは2021年12月4日の投稿。「占いクラスタおとなの自由研究会」は同名の講座)

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