学童のみんなで歌作り🎵まとめ

学童ナナカラとは

この企画が進んでいる市進の学童ナナカラさんは、流山、本八幡などでは、なかなか空きのでない人気の学童。

コンセプトは「個性・体験・自立」。子どもたちひとりひとりが持つ個性を輝かせ、体験で可能性を最大限に引き出します。自主性を大切に、学習習慣をつけ、自立を目指すサポートをします。  

                  (HPより)

これを体現すべく普通の習い事以外にも、体験・経験を得るプログラムのため、外部から様々な分野の講師が携われています。

普段教室にいらっしゃる先生も、
塾教員経験者はもちろんのこと、音楽、美術など多方面で活躍できる面をお持ちの方が沢山いらっしゃいます。


ナナカラHP↓
https://ichishin-group.com/7colors/

歌作りのはじまりは夢物語

そんなナナカラさんとご縁があり、約3年前から『音楽監修者』としてお世話になっている私ですが、コロナが落ち着いていたある日の打ち合わせの終わりがけ、元気印の担当の方から

みんなでオリジナルの歌とか作れたら素敵よね!
音楽は迫さんで、作詞は本作りをしてらっしゃる先生で、踊りは〇〇さんで、洋服も......

というふうな感じで談笑。
本当に実現できれば夢のような企画!!
を半ば冗談のようにお話ししながら心が躍ったのを覚えています。

半ば冗談というのも、
多くの分野の方が携わり、大勢の子どもの意見をまとめるのは大変で、夢物語から現実的なものに変換してゆくのは難題!

ですが、あれよあれよと、
人が集まり、えい!!と動き始めたらもう止まらず、今8月の時点で、作詞作曲、衣装、ダンスと、ここまで進んでいることには、驚きを隠せないといった気持ちです。

ナナカラFBより 現在のナナカラのうた進行状況↓
https://www.facebook.com/100063633846187/posts/pfbid02tKJLB4vvWmD1hK8T5oo7kQ2hZCCoYzZw7UC7Kc2BLjYWP7JhMV9a1m5dJiNYGvktl/?d=n


動き始めた子どもたち

まず初めに歌詞作りからスタート。

『子どもの自由な発想』というのには、私自身注意を払わなかといけないと思っているのですが、理屈に凝り固まらない発想、は、奇をてらうような適当、という事にもなりかねない。

偶然性の妙というのもあるが、
ナナカラのための歌詞という大きなテーマを持って出てきた子どもたちの言葉は、
これまで学童を通して得てきた経験から紡ぎ出された宝物のようなものばかりでした。

表現されているのは、
普段アンテナをはっている事柄や、
実際に感じている事、こうだったらいいのにという希望のように感じます。

また奇をてらうこともなく、
一見普遍的な言葉や感情は、子どもたちの
素直な気持ちを表していると感じさせてくれます。

これを引き出しサポートされてきた渡部先生には本当に拍手であります!


画像1


(ナナカラFBより)

音楽づくり

「音楽監修🎵みんなで歌作り」の記事の中で詳細を記載しています。音楽理論を学び活かす場ではないので土台は皆の意見をもとに私が作りましたが、

子どもたちに音楽的知識がなくても、
作りたい音楽、表したいものは各々の胸にの中にしっかりとある

これは音楽の表現の根幹となる部分です。
昨今の色々な演奏動画や、その活動の中には、技術を自慢するようなものを目にすることが多く、それこそが素晴らしいミュージシャンとする一面を垣間見るのですが

何を表現したい?

ここがなくては音楽ではないと思っています。

もちろんテクニックでわっと聴衆を沸かすことができるのもすごい!の一因ではありますが、音楽はそればかりではない。

テクニックは術、
表現のためのテクニックであり
テクニックを見せるためのテクニック、は
なにも伝わってきません。

その音楽の根幹となるものを子どもたちは持っており、すぐに見つからない子は、それを掘り起こすこともしてきました。

それ、を見つけることは、
大人、子どもにとっても容易ではないと、
ものづくりをしたことのある人にはわかっていただけるのではないでしょうか。

見えた葛藤や我慢

「ディレクター」として集まった有志のこども中心に歌づくりを進めましたが、
低学年高学年、発言の得意不得意など、様々な子どもが集まりました。

物事は、多数決や、
少数でも理由を説明して納得した上で決定。

その過程では、全会一致もあれば、自分の意見と違うことを受け入れなければならない場面もあり、子どもの表情からは我慢や葛藤も垣間見えました。

大勢で一つのものを作るということの難しさを経験し、自分の気持ちや考えと折り合いをつけながらみんなで一つの方向に進み、納得して完成させたことは、貴重な経験だったのではないでしょうか。

自分の思い通りに行くことばかりではないけれど、自分一人では出てこないアイディアや感覚はみんなで作ってこそのものです。


その後の様子

担当の方からは「ナナカラの歌」を歌いながら、けん玉遊びをする子どもの様子や、
その後の衣装、ダンスに取り組む子どもたちの様子を伺います。

子どもの時に歌った曲は、不思議と大人になっても覚えていますよね。大人になってもふと歌い出せるような、思い出の一曲になってくれたならとても嬉しく思います。

冒頭で紹介した学童のコンセプトどおり、

「個性・体験・自立」と、子どもたちひとりひとりが持つ個性を輝かせ、体験で可能性を最大限に引き出す....

そんな活動だったと感じます。

そしてさらに協調性、団結力といったものも得られたのではないでしょうか。

サポートする側の力量もかなり問われるもので、
これからも精進すべし!と痛感いたしました....

私が困った時は、みんなに聞いたらきっとうまくいく!いいアイディアがでる!と
子どもたちの力に大いに頼らせてもらいました。

当初受け身であったみんなも、
いつしかこんなに頼もしい存在になり
子ども自身の成長に大変助けられました。

子どもたちと、この機会をくださった担当の皆様に感謝申し上げます。

専門の方が携わりながら、ここまで仕上げられている学童オリジナルの歌というのは他には聞いたことがないので...色々と初!の試みかもしれませんね。

これからもし皆様に、このナナカラの歌をお披露目できる時がありましたら、
ぜひ紹介させてください。

ご覧いただきありがとうございました🎹


ナナカラのFB↓
https://m.facebook.com/nanakara.ichishin










この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?