教室行ったら誰もいない!
中国で大学講師となった私。インターン時代の楽しい思い出を胸に戻ってきたら、谷底に落とされました。
学生が授業に来なかったのです。
初回は満席
初回の授業は興味があったのでしょう。ほとんど全員参加していたと思います。
それは確か4年生のクラスだったと思います。2回目からはあら不思議!学生が来なくなりました。
同僚の先生に聞いてみると、
「ここでは、まず授業に来てもらえるようにしないといけないんだ」とおっしゃっていました。
ごくせん!?
インターンで来たときは、毎回学生来てたのに、、、。一体どういうこと?
私立大学の学生たち
インターンの時には意識していなかったのですが、どうやら私のいる私立大学にはお金持ちの家の子供たちが多くいたそうです。将来は親の会社を継ぐといったような将来を約束されているのだそう。
そのため勉強しなくてもいいという雰囲気が流れやすいということでした。
かといって、みんなが勉強しないというわけでなく、後々担当することになった新1年生や2年生はよく勉強する真面目な学生がたくさんいました。
ということは私の担当したあのクラスはやはり私のせいだったのかな、、、、
その後、、、
アイディアをすぐ形にし、教室で試せるのが日本語教師のおもしろいところ。しかし、試すどころか空振りばかりの日々でした。
中国人の先生にお願いして、みんなに参加するよう声をかけてもらいました。それでも学生は来ませんでした。
役に立つだろうと思って作った教材をそのクラスでは思うように使えませんでした。
しかし、日本語を学びたいという学生もちらほら。クラスに来ては質問したり、文法の授業でわからなかったところを確認してくる学生もいました。
まずは来てくれる学生に精一杯対応しようと決めました。
が、
ショックすぎたのか、悪いことは忘れる性格なのかわかりませんが、このあとこのクラスがどうなったのかあまり覚えていません。
実は単位に関係がなく開設されたクラスだったとかなんとかと後から聞かされたような、、、肝心なところを覚えていない自分の適当さに呆れます。
単位がどうであれ、あの時は自分がダメだから学生がついて来なかったんだとすごく落ち込みました。初回でもっと心を掴めていたらずっと学生がついてきてくれたかもしれないと悔やみました。
幸いにも
他のクラスでは、学生が来ました!学生が来ることに感動するなんて、他の大学の先生なら考えられないと思います。😂
しかし、私にとってはそれだけでうれしかったです。
もちろん全員がビシっと揃うことはありませんでした。途中から来なくなる学生もいました。
でもそれはどこのクラスも同じだったのです。どの先生も来てくれる学生に精一杯教えるというスタンスで授業を行っていました。
日本語教師によい思い出と希望しかなかった私には衝撃が強すぎ、もともとなかった自信がさらに削られ、どうやってメンタルを保つかを考えながらの日々を送りました。
数ヶ月後、、、
数ヶ月後、それは9月でした。新入生が入って来ました。
私は新1年生の授業も担当する事になったのですが、そこで感じたことは、、、
やりやすい!✨😝
1年生から自分が担当するとこんなにも違うのか!と実感しました。
この続きはまた次回☆彡