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毛の話

脱毛に行っています。
今まで処理をしたのは、ワキ、腕、足、VIO。
今通っているのはワキとVIOです。

元々はとても毛深いです。
剃っても翌日には生えてきちゃうほど。
今はスカスカしてますが、学生時代はまつ毛も髪の毛もしっかりありました。
残念かな、加齢とともに少なくなり、なぜかいらない毛はしっかり存在するように。

VIOの脱毛は数年前からです。
フェムケアという言葉を知り、初めてデリケートゾーンをケアする概念を知りました。
30歳を超えてから。
それから脱毛に通い出し、今に至ります。


ワキは社会人になってすぐに通い出したので、元よりかはだいぶ薄くなりました。
17年かかりました。
通ってない期間もあるので、実質5年だと思いますが。
その甲斐あってゼロではありませんが、さっと剃刀で剃ればまぁまぁいける程度です。

VIOはワキ以上に手強いです。
ワキの数倍時間はかかるでしょう。


ワキも腕も毛がなくなればスッキリします。
しかし、それ以上にVIOがなくなった時の快適さは比じゃありません。

毎日のシャワーも、おトイレも、サササーで終わります。
蒸れることもないし、なんで今まで脱毛しなかったんだろう?と思うぐらいです。


先日脱毛サロンに行きました。
長野に住んでた頃は片道2時間以上かかってしまうので、行けてませんでした。
関西に戻り、徒歩圏内にサロンがあるので久しぶりの脱毛。
2年ぶりでしたが、毛たちは昔ほどはマシだった。
感謝。
回数券もあるし、せっかくならツルツルにしたいので再び通い出しました。


2年間という月日は、あらゆるルールが変わりますよね。
マスク着用の有無とか、社会のルールがまさしくそうです。
そして例外なく、私が行っているサロンもルールが変わってました。
「SDGsの関係で…」と紙パンツが廃止に。

さて。
VIO脱毛において紙パンツがないということは、スッポンポンになるということ。
「もうちょっと足を広げてください」
スタッフさんに言われるがまま、両足を広げる私。
見えるどころかモロ見えです。

…恥とは。

「全部脱毛したいですかー?残したいですかー?」
足を広げたまま、会話は繰り広げられます。
「そうなんですねぇ。全部無くしたいなら合計で30回ぐらいかかるかもですねぇ」
私はこの先、何人のお姉さんと足を広げて世間話をするのだろう。


そして思うのです。
ここのスタッフさんは何人のデリケートゾーンを見てきたのだろうか…。
一日に3人だとしても、週5日で15人。
月で60人は見ることになります。

年で考えるとリピート客もいるでしょうが、一人たりとも見たことのない私にとっては未知の世界。
数百人を見てきたお姉さんと、他人を知らない私。
人生観がまるで違いそうです。

ボーと考えます。
そうか、そうなのか。
ちょっとお下の話になりますが、男性しか知らずにこのまま私は死ぬのです。
それはちょっと勿体無い気がしてきます。


「これは美白もできるんですよぉ」
もちろん、顔ではなくデリケートゾーンの話です。
顔は人様に見られるので分かりますが、自分でもなかなか見ないのに美白するという概念がよく分かりません。
ましてや、他人と比べることもないし私には関係なさそう。
「保湿しておくと脱毛効果も出やすいですよ」
これはギリ理解できそうです。


紙パンツがなくなってから数回通いました。
若いお姉さんと世間話をしながら、足を広げることに抵抗もなくなってきた今日この頃。
言うまでもなく、お姉さんも私の股には興味なんてないでしょう。
数百人の中の一人。
いろんなお股を見ているのです。
37年間、ほぼ放置していた私のお股を…。
お姉さんのためにもケアしたほうがいいのかなぁと、少しだけ美白を検討したのでした。




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