視えることは病んでいる?
先日、動揺の中で動揺してしまったお話。
私は本来見えないものが視えたり感じることがある。
幼少期の頃からなので、他の人に見えないものが視えてしまった時に、周りがどんな反応をするのかを知っている。
だから何か視えたとしても、口に出すことはないのだけれど
理解してくれる人や、親しい人にはポロっと口にすることがある。
--------と、これが前提。
私の相方とは、私がぴっちぴちのぱっちぱっちの22才頃からの付き合いなので、私の性質をとてもよく知っている。
相方と一緒に暮らし始めて1年になるが、私が何か視たり感じたりするのを怖がりながらも理解してくれていたので、あまり隠すことなく、聞かれたら答えるようにしていた。
安心していたのです。
ところが先日。
病むとか病まないとかの話の流れで
「アヲ太も人のことは言えないでしょ?十分病んでるよ。」
と言われた。
「へ?私?病んでる?何が病んでるの?」
と聞き返すと
「色々視えるとか言うじゃん。あれって病んでるからじゃね?」
と返って来た。
私ね、これを聞いたときに
めちゃめちゃ動揺してしまったのですよ。
水曜日のカンパネラが歌う「赤ずきんちゃん」の歌
この部分が鬼リピートしながらぐーぅるぐる流れ
と、頭の中は揺れに揺れて大騒ぎになりました(笑)
相方はこの後、シャワーに行ってしまったので
私は冷静さを取り戻し
何故こんなにショックを受けているのか?
ショックの本質は何か?
と自分と向き合ってみたところ
「病んでいると思われていた」うんぬんではなく
「自分を拒絶される恐怖」に反応してしまっていたことが分かったのです。
冒頭にある
”残りの寿命は好きな人と生きよう”ってのは相方のことですが
そう決意するまでの色々があり
何があってもこの人は私を受け入れてくれるだろうと思っているし
これからもそう思うのは変わらないのだけど
その安心感と自信の裏側に、こんなに動揺してしまうような恐怖を持っているのか、と思い知ったのでした。
それだけ失いたくない人なのでしょうね。
悔しいけれど。
動揺の正体が分かれば、対処する方法は簡単なので
シャワーから出てきた相方に
「すっごい動揺したわー」
と話し
「俺だっていつも怖いんだってー」
と、これまでどんな風に感じていたかを聞く良い機会となり
病んでいる発言も語彙力が足らんところからのものだと
笑い話で終わりました。
何にせよ、怖い思いをさせていたのなら、今度の対策をしっかりと考えねばと思う。
そして、息をするように思いの本質を探る癖が付いてきたのだと感じられたことも、今回の成果かなと思う。
そんな3月初めのデキゴト。